俳優の吉沢亮が26日、「大河ドラマ『青天を衝け』クロージングイベント in 東京商工会議所」開演前に取材に応じ、きょう最終回を迎える大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)について語った。

  • 吉沢亮

新一万円札の顔としても注目されている渋沢栄一は、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように未来を切り開き、約500の企業を育て約600の社会公共事業に関わった“日本資本主義の父”。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれている。

吉沢は「ついに最終回で、寂しいなという思いもありますが、1年半近く撮影しながら、これは本当に終わるのかと、先の見えない中でやっていたので、今まで積み上げてきた物語が終わるという、すごい不思議な感覚ですね。あれだけ続いたものが終わるんだって寂しさもありつつ、感慨深いものもある。でも、とにかく楽しみですね」と最終回直前の心境を告白。

「皆さんと同じタイミングで見ようと思って、まだ見ていない」と明かすと、同席した黒崎博チーフ・プロデューサーが「そうなの!? 緊張してきた」と驚いた。

そして、吉沢は「(徳川慶喜役の)草なぎ(剛)さんにすごくいいシャンパンをいただいたので、それを飲みながら皆さんと同じタイミングで見ようと……」と説明。クロージングイベントで最終回の試写が行われるが、「そこなんですよ。すごく悩んでいます。見るべきか」と笑いながら葛藤を明かし、試写を見ても見なくても「(家でも)見ます」と話した。