コント日本一を決める『キングオブコント2021』が、2日(19:00~)にTBSで生放送される。3年連続3回目の決勝となるうるとらブギーズ(佐々木崇博、八木崇)に意気込みを聞いた。

  • うるとらブギーズの佐々木崇博(左)と八木崇

佐々木は、決勝進出を決めた心境を「毎年全力でやってきたものをゼロからやっているので、それが実ったというれしさはありますが、3年連続ということで厳しい戦いになりそうだなと。3回目ということでハードルは高いでしょうし……」と告白。八木は「毎年怖いんですけど、今年はすごい怖かったので、決勝進出と聞いたときはめちゃめちゃ安堵しました。ユニット参加もあり、テレビに出ている人もいっぱい参戦されていたので、そこに果たして勝てるのかという怖さはありました」と打ち明けた。

決勝進出10組の中で気になるメンバーについて、佐々木は「男性ブランコ」を挙げ、「みんな気になりますけど、男性ブランコは『キングオブコント』優勝を目指してやっている『優勝』という名前のライブを3~4年一緒にやっていて、面白いのはわかっている。毎年単独ライブを見に行っていて、すごい好きです。『キングオブコント』でいい結果が出ていないことがコンプレックスだったらしいんですけど、ライブではウケるし人気もあって、一流のコント師だと思っています」と説明。「僕の中で、『今年、男性ブランコは決勝に行きそうだな』と思っていて、そのとき僕らが一緒にいなかったら嫌だなと思っていました。とりあえず一緒に決勝に行けてよかったです。でも認めているからこそ負けるわけにはいかない。バチバチに戦って勝ちたいです」と語った。

一方、八木は「マヂカルラブリー」をライバル視。コンビとしては『M-1グランプリ』との2冠、野田クリスタルは『M-1グランプリ』『R-1ぐらんぷり』との3冠を狙っており、八木は「マヂカルラブリーさんはずっと前からお世話になっていて、一緒のライブも出ているんですけど、3冠狙っているので、そこは純コント師として阻止したいです」と闘志を燃やした。

2019年は準優勝、2020年は10位だったうるとらブギーズ。佐々木は「過去2回出て、バイトをせずお笑いだけで稼げるようになったんですけど、最初に出たときに準優勝、2回目は最下位で、さらに今の状況をガラッと変えるには優勝しかないという気持ちがあるので優勝を目指したい」と力を込め、「『キングオブコント』のセットでネタをやれることが楽しくてしょうがないので、またあれを味わいたいですね。ワクワクしたいです」と語った。

八木も「2019年に準優勝して、そこから後輩に挨拶されるようになったんですけど、去年は10位で、ちょっとずつ挨拶されなくなってきたので、今年は優勝していっぱい挨拶されたいです」と意気込み、「僕も『一番楽しそうにやっているね』って思われたい。緊張するとは思いますけど、楽しんでやりたいです」と話した。

今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2021』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2021』が放送される。14回目となる今大会から即席ユニットの参加が可能に。また、松本人志以外の審査員を一新。新審査員4人は『お笑いの日』として放送される4番組『お笑いミクスチャーフェス』『ソウドリ』『ザ・ベストワン』『キングオブコント2021』で1人ずつ発表される。

決勝進出を果たしたのは、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリーの10組(※50音順)。エントリー総数3015組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。