コント日本一を決める『キングオブコント2021』が、2日(19:00~)にTBSで生放送される。初の決勝進出を決めたお笑いトリオ・ジェラードン(アタック西本、海野裕二、かみちぃ)に意気込みを聞いた。

  • ジェラードンのアタック西本、海野裕二、かみちぃ(左から)

初の決勝進出に3人は大喜び。かみちぃは「めちゃくちゃうれしいです。僕らは過去に1回戦で落ちたり、再エントリーでも落ちて1年に2回、1回戦で落ちたことがあったり、そこを突破しても2回戦で落ちるというのが毎年続いていたので、やっとここまで来られて優勝が目の前まで来ているなという感じです」としみじみ。海野は「ここ2年くらいでようやく準決勝に行けるようになって手応えをつかんできた。今年こそはと思っていたので、1回目の決勝で優勝したいです」と意気込み、西本は「めちゃくちゃうれしいです」と話した。

1、2回戦で敗退していた頃からどう成長できていると思うか尋ねると、海野は「今年34歳になるんですけど、年齢もあるのかなって。若いときから今みたいなネタをやっていたら軽い感じに見られていたのかな」と分析。かみちぃも「学生ノリじゃないですけど、見た目とか動きとかでやっているので、年齢が若かったら、若いヤツがただふざけているだけと思われていたかもしれないですね」と同調した。

かみちぃが「(西本が)角刈りにして太って、僕も七三分けにして、おっさんになってようやく笑えるようになってきたかなと」と続けると、海野は「ただ見た目がおもろくなってきたという」と笑い、西本も「同意見ですね」と納得した上で、「プラス、意識も変わった。どこかで『今年もダメなんだろうな』というのがあったと思うんですけど、それじゃダメだってなったのが5年くらい前。劇場出番をいただいて3人で沖縄に1カ月行ったときに、僕の中では変わりました」と意識の変化を明かした。

その意識の変化があり、沖縄2日目に角刈りにしたという西本。「やらなという気持ちになって角刈りにしました」と振り返った。そのイメチェンがジェラードンにとって大きな転機に。かみちぃは「それ(角刈り姿)をSNSに載せたら、東京の芸人も『めっちゃ面白い』って反応して、そこからすごく変わった感じがします。明らかにウケが変わりました。(西本は)一時期は錦戸亮さんに似ていると言われていて、すごくかっこよかったんですけどね」と語った。

ファイタリスとの中で唯一のトリオとなるジェラードン。海野は「1組だけトリオというのはめちゃくちゃ有利だと思っています。芸風的にもパワーがあると思う。そこでインパクトを残せたら優勝できるかなと思っています」と期待を込め、かみちぃも「もう1組いたらそこを意識していたと思いますが、今回1組なのでめちゃめちゃチャンスだなと。1人多い分、ボケも多いですし、キャラが2人というのはかなりチャンスだなと思っています。優勝したいです」と意気込む。西本も「すごく有利だと思います。圧倒的な有利だと。コンビより1個大きい笑いがとれる。トリオは特殊能力みたいなもんですね」と自信を見せた。

最後に、「絶対優勝。それのみです!」(海野)、「優勝して爆売れしたいです」(かみちぃ)、「優勝トロフィーを大宮に持って帰りたいです」(西本)と力強く意気込みを語った。

今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2021』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2021』が放送される。14回目となる今大会から即席ユニットの参加が可能に。また、松本人志以外の審査員を一新。新審査員4人は『お笑いの日』として放送される4番組『お笑いミクスチャーフェス』『ソウドリ』『ザ・ベストワン』『キングオブコント2021』で1人ずつ発表される。

決勝進出を果たしたのは、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリーの10組(※50音順)。エントリー総数3015組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。