JR西日本岡山支社は、2022年夏に開催される岡山デスティネーションキャンペーンを契機に導入する新たな観光列車(キハ40形1両)の列車名を5~6月にかけて募集し、列車名が「SAKU美SAKU楽」(さくびさくら)に決定したと発表した。

  • 「SAKU美SAKU楽」外観(開発中)イメージ

新たな観光列車は、温泉・おもてなしがもたらす癒しを連想させ、岡山県北に名所が点在し、かつ日本を代表する花、桜の色でもある淡いピンク色を車体カラーとした。客室はグリーンやブラウンを取り入れた落ち着いたカラーリングを基調とし、岡山県北エリアの山や森の自然の中で過ごすイメージとしている。

列車名の公募では、5月22日から6月20日にかけての応募期間中、全国からツイッターおよび郵送により、291名から総数542件の応募があったとのこと。美作や津山といった地名に関する列車名が最も多く、続いて「美」「桜」「湯」「花」に関する列車名が多く寄せられた。

  • 「SAKU美SAKU楽」客室(開発中)イメージ

  • 「SAKU美SAKU楽」縦組ロゴイメージ

  • 「SAKU美SAKU楽」横組ロゴイメージ

この中から、新たな観光列車にふさわしい列車名を事務局で選定するにあたり、列車名に込められた思いが新たな観光列車のコンセプトにふさわしいこと、車体カラーである淡いピンク色に似合い愛着ある表現であることから、「SAKU美SAKU楽」を選出。この列車名には、美しさ・楽しさを「作」る、笑顔・花が「咲く」、その地の美しさや楽しさを探し求める「索」という3つの「SAKU」が取り入れられている。

「SAKU美SAKU楽」のロゴは、「旅を贈る、旅を包む」をイメージし、リボンのやわらかな曲線で旅への優雅さと高揚感を表現した。「SAKU美SAKU楽」は2022年2月頃に改造工事に着手(約4カ月間)し、同年7月の運行開始を予定している。