JR西日本が2021年10月2日に実施するダイヤ改正で、岡山支社管内では山陽本線を中心に夜間の列車も見直しとなる。快速「サンライナー」は下り2本の運転を取りやめ、岡山~倉敷間で最終列車の時刻が繰り上げられる。

  • 山陽本線の快速「サンライナー」。117系を使用して運転される

117系を使用し、山陽本線岡山~福山間で運転される快速「サンライナー」は、今年3月のダイヤ改正でも減便され、平日に下り10本・上り7本、土休日に下り2本・上り1本の運転となっていた。10月に実施するダイヤ改正でさらに減便され、現行の岡山駅19時55分発・20時31分発の下り2本(ともに平日のみ運転)が運転取りやめとなる。

山陽本線の下り列車は、他にも岡山駅0時4分発・倉敷駅0時22分着の普通列車が運転取りやめとなり、ダイヤ改正後は岡山駅23時37分発の普通列車(備中高梁行)が最終列車に。岡山駅を発車する倉敷方面の最終列車は27分繰上げとなる。山陽本線の上り列車も、現行の福山駅20時50分発・21時50分発の2本を福山~岡山間で運転取りやめとする。瀬戸大橋線では、金・土曜日の夜間に運転される現行の23時3分発・茶屋町駅23時23分着の普通列車を運転取りやめとする。

津山線では、夜間に運転される津山駅21時0分発・岡山駅22時27分着と岡山駅22時30分発・津山駅23時48分着が運転取りやめとなり、現行の岡山駅21時40分発・津山駅23時8分着の普通列車はダイヤ改正後、岡山駅22時3分発・津山駅23時29分着に繰り下げて運転。昼間時間帯に運転される岡山駅12時16分発・金川駅12時52分着と金川駅13時4分発・岡山駅13時35分着の普通列車もダイヤ改正に合わせて運転を取りやめる。

  • 津山線の普通列車に使用されるキハ47形「ノスタルジー」車両

桃太郎線(吉備線)では、岡山駅9時2分発・総社駅9時40分着と総社駅9時58分発・岡山駅10時35分着の普通列車が運転取りやめに。岡山支社管内ではその他、福塩線と因美線で一部列車の運転取りやめ、姫新線、因美線、芸備線の一部列車で時刻の変更など予定している。