中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう14日に放送。俳優の唐沢寿明、タレントの小島瑠璃子がゲスト出演する。

  • つぶれる覚悟のスパゲッティ屋店主

番組を初回から見続けている唐沢は、毎週録画して妻・山口智子と見ているそう。「やっぱりこの番組 面白い!店主の人たちがチャーミングで魅力的」「毎週 収録に来たいぐらい」と興奮する。

静岡県沼津市にある、50代の夫婦が営む創業36年のスパゲティ屋は、スパゲティを頼むと、「サービスです」とサラダ、プーアール茶、ポップコーンにパンケーキ、アイス…と、次から次へとサービスが運ばれ、気が付けば、取材時には小鉢が7つも(※店主の手の空き具合によってサービスや品数は変更)。しかも、240gの“ナポリタンたまご”は810円、特盛でも、たまご5個と麺1.1kgを使用し4.5人前相当の特大ボリュームながら1,360円というリーズナブルな価格設定だ。こんなにサービスして大丈夫か尋ねると、店主は「出しすぎて潰れるならおもしれぇや。潰せるもんなら潰してみろみたいな」と笑いながら話す。

そんなお店への取材初日、最高気温34℃にもなる暑さの中、店のエアコンが故障するというまさかのアクシデントが。さらに不運は重なり、ちょうどお盆でメーカーが休みに入るタイミングのため、買い替えるにも納品の予定がしばらく見えないという。客用に扇風機を6台も用意し、エアコンが壊れたまま営業を続けるも、室温が40℃近くにもなる厨房で、店主は汗びっしょり。「エアコン壊れなきゃパンケーキ作ろうと思ってた。ポテトも揚げるしね」と、思うようにサービスの品も作れず、先の見えない暑さとの戦いに落ち込む店主。だがそれでも「暑い中来てくれる人はありがたいよね」と、休まずに営業を続ける。

そして、エアコンの納品日が見えてくると途端に「気合が入ったからポテトもやる!」といつもの元気とサービスを取り戻す店主であった。

福島県いわき市からは、女性店主が1人で営む創業40年を超える喫茶店が登場。「オムライス(軽め)」(800円)は、“軽め”にもかかわらず、茶碗10杯、5合のごはんを使ったケチャップライスが山のように盛られる。さらに、倍の1升のごはんを使った「オムライス(普通)」でも、値段は変わらず800円。このボリュームについて店主は「お客さんが想像した量ではだめなの。それを超えてないと」と話す。

量だけでなく味も好評で、客は「美味しいからね、いっぱい食べられる」「なに食べてもうまい」と絶賛。ワンオペのため、多忙なときは客に電話を取ってもらったり、初来店の客にでも「入口ケチャップあっから持ってきてくれる?」などとお願いすることもあるが、サービス精神旺盛で明るい店主の人柄からか、みんな笑顔で協力する。取材スタッフにも「ボーッとしてんじゃねえ!」と喝を入れつつ、毎朝、朝食のヨーグルトを用意してくれるなど、心優しい店主だ。