SKY-HI(AAA・日高光啓)がアーティスト人生を懸け、1億円以上の私財を投じて始めたボーイズグループオーディション『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』が、8月13日にいよいよデビューメンバーの発表を迎える。

彼が目指すのは「日本から世界に通用するボーイズグループを作ること」。選考過程を追う日本テレビ系情報番組『スッキリ』(毎週月~金曜8:00~)や動画配信サービス・Hulu(毎週金曜20:00~完全版を独占配信)では、これまでのオーディション形式とは全く異なる様子が映し出されてきた。それは一体なぜか。その答えをSKY-HI自ら明かした――。

  • ボーイズグループオーディション『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』を主催するSKY-HI

    ボーイズグループオーディション『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』を主催するSKY-HI

■ラストは「日本中が震撼してしまうかも」

『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』は、SKY-HIが立ち上げたマネジメント/レーベル「BMSG」主催による肝いりのプロジェクトである。求める人材は「3つのFIRST」。歌やダンスの基礎能力「クオリティファースト」、楽曲制作や振り付けを自発的に考える力「クリエイティブファースト」、そして表現力や個性を表す「アーティシズムファースト」を備えたアーティストの発掘を進めている。

今年4月2日の『スッキリ』での放送を皮切りに、Huluでの配信も合わせて、これまでオーディションの様子が伝えられてきた。書類審査に合格した231人から2次審査で30人に絞られ、3次審査では15人に、“富士山合宿”と呼ばれる4次審査ではさらに10人に絞られた。ついに最終審査に向けた段階に入り、“追い込み合宿”を経て、5人がデビューへの切符を勝ち取るとされており、そのメンバーは8月13日に明かされる。

「それぞれものすごい才能があって、審査を進んでいくなかでスキルもルックスも磨かれています。デビューメンバーを決める合宿編のラストは日本中が震撼してしまうかも。明らかに今までに存在しなかったレベルです」と、SKY-HIが太鼓判を押すメンバーは一体誰なのか。今から待ち遠しく思うファンも多いだろう。

■し烈なサバイバル合戦ではない

最終的に脱落者と勝者が決定するわけだが、実はし烈なサバイバル合戦がオーディションで繰り広げられてきたわけではない。その理由のひとつがこれだ。

「バズることを狙って、胸がギューっとなるような厳しいことを言っても、彼らの心を消費するだけ。それって誰の得になるのか?って思うんです。オーディションの様子を見てくれる視聴者にも心を消費するような形にはしたくなかった。何のためにオーディションをやっているのかというと、世界に通用するボーイズグループをちゃんと作ることなんです。その目標からとにかくズレたくなかった」

番組を見れば、なおさら納得する。審査会で参加者のボーイズたちがパフォーマンスを披露するたびに、まずSKY-HIは彼らに対して感謝の言葉を伝えている。そして、注目の参加者だけをフォーカスするわけでもない。

「参加してくれた一人ひとりを受け入れて、評価し、ちゃんと見ていることを、ちゃんと伝える。オーディション中に大事にしていることのひとつでした」