タレントのウエンツ瑛士が、小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(10月スタート、毎週日曜21:00)に出演することが10日、明らかになった。

  • 石塚平良を演じるウエンツ瑛士

原作は1973年に刊行された小松左京氏による不朽の名作『日本沈没』。刊行の翌年にはTBSでテレビドラマ化され、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画など様々なかたちで語り継がれてきた。刊行から48年の時を経て、原作に大きくアレンジを加えて新たに届ける本作は、原作でも描かれていた「環境問題」を、2021年バージョンとして今に照らし合わせて鮮明に描き出す。さらに、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、今だからこそ描くべき物語が展開。沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」をテーマに描いていく。

このたび、小栗旬演じる主人公の天海啓示と共に各省庁の代表として召集された、個性豊かな“日本未来推進会議”メンバーの1人、石塚平良(いしづか・たいら)役にウエンツ瑛士が決定した。石塚は、厚生労働省代表でメンバー最年少。各省庁間で対立し合う会議メンバーの中で、潤滑油となる存在だ。

子役時代からドラマ・映画・舞台とエンターテインメントの世界で多岐にわたる活躍をしてきたウエンツは、バラエティ番組にも引っ張りだこの中、2018年10月からイギリス・ロンドンに演技留学。今作が帰国後初のドラマ出演となる。そんなウエンツはドラマ初主演作もTBSで、2005年に放送した愛の劇場『正しい恋愛のススメ』。日曜劇場への出演は2006年放送の『輪舞曲-ロンド-』以来15年ぶりだ。また、主演の小栗とは『ごくせん』(2002年、日本テレビ)で共演経験がある。未曾有の危機に立ち向かう中、“日本未来推進会議”で小栗とどのような掛け合いを見せるのか注目だ。

ウエンツと東仲恵吾プロデューサーがコメントを寄せた。

■ウエンツ瑛士
素晴らしいキャスト、スタッフさんの皆さんとお芝居を出来る喜びに満ち溢れています。
歴史のある作品で気の抜けないシーンが続いていきますが、その中で、弱さが剥き出しになった時に起こる人間ドラマを楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
1つの判断が命を左右する未曾有の危機においてのムードメーカーという役割は、役柄的にも僕自身も常に不安との闘いでした。しかし希望も絶望も全て人の中にある事を改めて学べる素晴らしい作品です。

■東仲恵吾プロデューサー
ウエンツ瑛士さんが演じる石塚は、沈没という危機の中で“リーダー”として人々を救い出すために全力を尽くす官僚の一人。極限状態での覚悟が求められる中で、石塚は挫けそうになったり、逃げ出したくなりながら、成長していく役どころです。
この役を考えた時に、周りから愛される可愛らしさがありつつ、自分で決めたことを貫く強い意志を持つウエンツさんそのものだと思い、ご出演をお願いしました。
実際にウエンツさんが演じてくれたことで、石塚に一味も二味も人間味を加えていただき、魅力的で、なによりも本当に誰からも愛されるキャラクターにしてくれました。 また、役柄のみならず “チーム日本沈没” のムードメーカーとしても、盛り上げてくれました。
困難な状況の中で、ウエンツさんが石塚として導き出した「希望」を是非、お楽しみください。

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