JR西日本が2021年10月2日に実施するダイヤ改正で、米子支社管内では昼間および夜間の時間帯を中心に、利用状況に合わせた列車ダイヤの見直しを行う。これにともない、山陰本線の快速「とっとりライナー」は一部列車で停車駅を拡大し、各駅に停車する。

  • 山陰本線の快速「とっとりライナー」(2016年撮影)

快速「とっとりライナー」は鳥取駅発着で倉吉・米子方面へ運転され、今年3月のダイヤ改正で下り6本・上り6本(朝の下り1本、夜間の上り1本は土休日運休)の設定となった。10月2日のダイヤ改正では、現行の鳥取駅14時1分発・米子駅15時47分着と、米子駅12時56分発・鳥取駅14時34分着、出雲市駅20時3分発・鳥取駅23時9分着(土休日運休)の下り1本・上り2本において、途中の各駅に停車する列車に変更する。

山陰本線の鳥取~米子間では、昼間時間帯に運転される現行の倉吉駅14時28分発・米子駅16時1分着、鳥取駅15時15分発・青谷駅15時54分着の下り2本と、米子駅12時29分発・倉吉駅13時35分着、倉吉駅14時9分発・鳥取駅15時7分着の上り2本を運転取りやめに。現行の青谷駅16時9分発・鳥取駅16時44分着の上り列車は運転区間を延長し、倉吉駅15時28分発・鳥取駅16時44分着として運転する。米子~出雲市間では、昼間時間帯の米子駅11時30分発・出雲市駅12時55分着、出雲市駅11時57分発・米子駅13時45分着の上下各1本が運転取りやめとなる。

夜間時間帯には、米子支社管内の山陰本線をはじめ、伯備線や因美線、境線で一部列車の運転取りやめ、運転区間・時刻の変更を行い、最終列車の時刻を繰り上げる。10月2日のダイヤ改正後、鳥取駅を発車する各方面の最終列車の時刻は、山陰本線の浜坂行が21時45分発(22分繰上げ)、倉吉行が22時47分発(変更なし)、因美線の智頭行が21時48分発(30分繰上げ)。米子駅を発車する各方面の最終列車の時刻は、山陰本線の倉吉行が22時14分発(26分繰上げ)、西出雲行が22時29分発(44分繰上げ)、伯備線の新見行が21時25分発(平日の根雨行最終列車が64分繰上げ)、境線の境港行が平日22時23分発(24分繰上げ)・土休日21時45分発(45分繰上げ)となる。