きょう27日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、居酒屋「世界の山ちゃん」の代表取締役・山本久美さんに密着する。

  • 「世界の山ちゃん」代表取締役・山本久美さん=カンテレ提供

「世界の山ちゃん」は、全国に60店舗以上、台湾やタイなど海外にも展開する人気外食チェーンで、みそカツやどて煮などの名古屋めしを低価格で提供。看板メニューの秘伝のコショウとタレでスパイシーに仕上げた「幻の手羽先」は、コロナ禍でも1日に全店舗合計で2万本売れる日もある人気ぶりだ。

40年前に名古屋で創業したのが、夫の重雄さん。「世界の山ちゃん」看板のモデルとして知られ、カリスマ経営者として1代で全国展開を果たしたが、5年前の夏に「大動脈解離」でこの世を去った。突然の事態に家庭も会社も混乱したが、専業主婦だった彼女が「今は私がやるしかない」と一念発起し、亡き夫の跡を継いで会社の代表に就任した。

子どもの頃からスポーツ好きだった久美さんは中学時代、バスケットボールに打ち込み、キャプテンとしてチームをまとめ、全国優勝を達成。大学卒業後は小学校の教員としてクラブチームを指導し、結成1年目で全国優勝を果たした。当時、知人の紹介で出会ったのが重雄さん。筋の通った人柄にひかれて結婚し、専業主婦の道を選んだ。

妻として夫を支え、母として3人の子どもを育てる裏方だった彼女が、ある日突然、会社のトップとして社員・アルバイト合わせて約1,000人を率いる立場に。悔し涙を流したこともあるという彼女を襲った試練、家族や夫が育てた会社への思いとは…。

経営に関してはまったくの素人だったが、異色の経歴から生まれる手腕で業績を伸ばし、2019年には過去最高となる年商81億円を記録。その背景には、現場の意見を大事にする姿勢、メニューの改良、新たな託児サービスなど、カリスマだった夫とは異なる女性ならではのアイデアがあった。亡き夫の「挑戦や変化は必要」という言葉を胸に、伝統を守りながらも新たなチャレンジで会社を発展させる「世界の山ちゃん」代表取締役・山本久美さんの7つのルールに番組が迫る。

スタジオでは、久美さんの「覚悟」と「努力」に賛辞を送る一同。そんな“あゆみを止めない山本久美”に長濱ねるがポロリとこぼした優しい言葉とは…。本谷有希子が「最近泣いたマンガ」について語れば、YOUは「女性の涙のヒミツ」を激白。青木崇高&尾崎世界観の男性コンビも驚く「女性の涙あるある」とは。