――今までにない倫太郎といえば、『西遊記』の世界での倫太郎や介人は中華風の衣裳で行動していて、新鮮に映りました。

ブレイズの剣技はもともと中国武術を採り入れていましたから、ついにこのシチュエーションが来た!と嬉しくなりました。『西遊記』の世界では、みんな珍しい姿に変わりますし、何でもアリというか、めちゃくちゃだなって思いましたね(笑)。

――歴代仮面ライダーと、歴代スーパー戦隊レッドが勢ぞろいする中、最新ヒーローとしてセイバーやゼンカイジャー、そしてブレイズが並んでいる画をご覧になって、どう思われましたか。

ズラリとそろった歴代ヒーローの姿は、まさに圧巻でした。ひと目見て、すごい歴史を感じますし、仮面ライダーブレイズもこれらの歴史のひとつに加えていただけて、とてもありがたいと感じました。

――最初の『仮面ライダー』(1971年)で活躍した、いわゆる「旧1号」と呼ばれる仮面ライダー(1号)が当時の印象のまま“復活”したことについて、ご感想を聞かせてください。

まさに「これが50年前に活躍していた仮面ライダーか!」と、出会ったとき興奮しましたね。実は映画のクライマックスで、1号とブレイズが一緒にキックして敵を倒すシーンがあるんです。歴代ヒーロー勢ぞろいを見てテンションが最大に上がったあとの、この共闘シーンでしたから「何? このご褒美みたいな出来事は!」と興奮しましたね。そして、ぜったいにミスしてはいけないと思い、アフレコに臨みました。1号とブレイズの共闘は、後々になっても忘れることがないでしょう。まさに鮮烈な思い出です。

――最後に、山口さんによる映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』のお楽しみポイントを教えてください。

全体としては、複数の物語がごちゃ混ぜになる中「ヒーローたちはなぜ戦うのか」そして「どうしてヒーローはこの世にいるのか」を問いかける、メッセージ性の強いドラマを楽しんでいただきたいですね。50年間……それより前からずっとスーパーヒーローを創造し続けてきた“作り手”の方々の思いとか、子どもたちに夢や希望を届けたいという願いが、画面を通じて少しでも伝わってくれたらなと思います。倫太郎/ブレイズの見どころとしては、混乱した世界の中で努めて冷静でいるところとか、仮面ライダー1号と一緒に敵と戦う部分に、ぜひご注目していただきたいです。

あっ、あと僕の希望というか、“願望”を語ってもいいですか? 仮面ライダーブレイズをメインにして、仮面ライダースペクターをはじめとする青い仮面ライダーと、スーパー戦隊のブルーを全部集めた『ブルーヒーロー戦記(仮題)』といった映画を作ってほしいんです。倫太郎の師匠である先代・水の剣士(永嶺謙信)役の三上真史さんも、かつて『轟轟戦隊ボウケンジャー』(2006年)でボウケンブルー/最上蒼太を演じていましたし、ぜひ登場してもらいたいです。これからも長く続いていくに違いない『仮面ライダー』と『スーパー戦隊』の歴史の中で、僕たち“2号ライダー”も“スーパー戦隊ブルー”も確かに存在していたんだぞ、ということを、多くの方たちが忘れないでいてくださったら、すごく嬉しいですね。