お笑いグループのぼる塾、俳優の清水尋也が、あす9日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(23:30~)に出演する。

  • (左から)田辺智加、あんり、きりやはるか=フジテレビ提供

当初ぼる塾は、きりや1人がキャスティングされていたが、きりやはるかだけでは荷が重いのではないかと心配した事務所の配慮で、急きょ3人で出演することに。あんりと田辺智加もきりやの後ろに座って番組がスタートする。

オープニングでは、清水が臨機応変な立ち振る舞いを見せ、的確なコメントを連発。その冷静な受け答えにMCのアリタ哲平(有田哲平)らが感心する中、ぼる塾のツッコミ担当・あんりは1人、苦虫を噛みつぶす。

特集のテーマは、「2021年下半期ヒット予測番付」。コロナ禍により生活様式が一変し、時代に合った新たなヒット商品が数々誕生している昨今。そんな中、これから始まる2021年の下半期には、一体どのような商品や現象がはやるのか、専門家監修の下、解説していく。

かくしてスタジオには、専門家の選んだ「2021年下半期ヒット予測番付ベスト3」が書かれたボードが登場。そのランキングに対し、まずはきりやがコメントしていくことに。だがよく見ると、ボードには何やら違和感が…。それでもなかなか異変に気付かないきりやに、いら立ち始めるあんり。しかしそれは、ぼる塾の3人の身に降りかかる悲劇の序章に過ぎなかった――。

収録を終えた清水のコメントは、以下の通り。

――番組初登場の感想をお聞かせください。

大好きな番組なので、出演が決まったときは素直にうれしかったのですが、その分、めちゃめちゃ緊張しましたね。僕は普段バラエティに出演する機会が多い方ではないので、 「僕なんかが出ちゃって大丈夫なのかな?」という思いをずっと抱えたまま、今日の収録を迎えました(笑)

――実際、収録はいかがでしたか?

やはり難しかったです。本番で突然何が起きるかわからないので、自分の話すタイミングなど、いつどこで放り込めばいいんだろうという、間合いを測る難しさがあって。やっぱり一筋縄ではいかないんだなって、打ちのめされたところはありますね(笑)。でも、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

――今回、ご自身で「ここはうまくできたな」というところは?

う~ん、思いつかないです…でも、あの長ゼリフをかまずに言えただけでも、十分頑張ったんじゃないかと、自分を褒めてあげたい気持ちでいっぱいです(笑)!

――逆に反省点は?

やっぱり、笑いをガマンしきれなかったことですかね(笑)。特にエンディングはもう、全然こらえられなくて…まさにカオスでしたね(笑)

――ぼる塾の3人の印象は?

お三方とも初対面だったんですけど、とても物腰の柔らかい方たちでした。僕が言うのもおこがましいんですが、あんなふうに“素”で笑わせることのできる芸人さんって、なかなかいないと思うんです。キャラを作ったり、ギャグをやったりして笑いを取る芸人さんが多い中で、ぼる塾さんの場合は…特にきりやさんと田辺さんは、素が面白いじゃないですか。だから、普通に会話しているだけで楽しくなってくるんですよね。またそこへ、あんりさんの鋭いツッコミが入って、さらに面白くなる、という(笑)。今回も本番中、スタジオの中で僕が一番近い距離で3人を見ていたので、笑いをこらえるのが大変でした(笑)

――また清水さんは、有田さんの大ファンだそうですね。

そうなんです!有田さんって、ポーカーフェイスで面白いことをおっしゃるじゃないですか。しれっと真顔でムチャ振りしたりとか(笑)。ああいう有田さんの温度感というか、笑いの作り方が以前から大好きだったので、本番の間ずっと、特別な緊張感がありました。

――有田さんのすごさを感じた瞬間はありましたか。

台本とは違う予想外の展開が起きたとき、僕なんかは“えっ、どうなるんだろう…?”と焦ってしまったんですけど、有田さんは全く動じることなく、アドリブで巧みにかわされていて。そういう臨機応変さは、やっぱりさすがだなと思いました。

――では、今回の『全力!脱力タイムズ』の見どころを教えてください。

僕は今回、笑いの起点になるような役割を担当させていただきました。あまりコメディーを演じた経験がない自分が、初めて笑わせる芝居に挑戦している姿を、ぜひ見ていただけたらうれしいです。あと、一番の見どころは何と言っても、エンディングのカオスっぷりですね。ちなみに僕は、動物園に迷い込んでしまったような気分で、ぼうぜんとしてしまいました(笑)

(C)フジテレビ