コロナ禍になりはや一年、運動会の様式も大きく変わりました。

鳥獣戯画風のイラストで、子どもとの生活をInstagramに投稿しているユウコトリトリさん(@yuko_toritori)による、「コロナ禍の運動会あるある」が、話題となっています。

競技種目も開催時間も少なかったけど、これも思い出。 みんな、頑張りました(@yuko_toritoriより引用)

  • (@yuko_toritoriより引用)

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「参加者は選ばれし一名のみ」。今までは家族全員で参観し、場所を取って応援していたけれど、コロナ禍以降は「ご家庭で一名」と指定されることも。子どもの晴れ舞台、誰が行くかは緊急会議を開いて相談するレベルですよね。

  • (@yuko_toritoriより引用)

そして参観しても、感染拡大防止で「遠い場所から見守る」ことに。仕方ないこととはいえ、わが子がどこにいるのか、探す難易度は例年よりも上がっています。

  • (@yuko_toritoriより引用)

みんなお揃いの体操着や帽子をかぶり、さらに今年はマスクもプラス。相乗効果によって、わが子探しの難易度はさらにアップ。ユウコトリトリさんによると「かつてない難易度」だそう。

そして一人参観ゆえのこんな「あるある」も……。

  • (@yuko_toritoriより引用)

  • (@yuko_toritoriより引用)

  • (@yuko_toritoriより引用)

留守番している家族にも見てもらうため、スマホで「写真」、ビデオカメラで「動画」の"二刀流"で記録をしている方が多いと思いきや、未就学児のお子さんも一緒に参加している"三刀流"という保護者の方も。

この「あるある」投稿に、子育てをしている方から多くの共感のコメントが寄せられています。

「全部あるあるですね 笑えます 二刀流でどちらも中途半端な仕上がりになります……」「私も二刀流やります! 肉眼でも見たいから、固定してるつもりが、いつの間にか地面撮ってたとかよくあります」と、二刀流を実践した方からの声も。自分の目にも焼き付けたいですし、記録も残したいですし、スマホやカメラ、ビデオを複数操作するのも難しいですよね。

そして「わが子見つからない問題」は、こんな対策も。「あるあるです。こんなに自分の子が見つからナイなんて思わなかった せめて靴下分かりやすいの履かせれば良かったと後悔しました」「いつも派手めな靴下で判別作戦です。それでも見失う……」。みんなお揃いの体操着のなか、派手な靴下で認識を高めるアイデアは、少しでも探す手掛かりになりそうです。

「誰が行くか」は、親に加えて祖父母も含めると、さらに悩ましいことに。「誰が行くか問題で『祖父母も行きたい圧』にも負けじと頑張りました」。一方、「うちの市は無観客になったので中学校の運動会、見に行けなくて残念です……」というコメントもあるように、感染拡大防止のために無観客開催という学校も。仕方ないとはいえ、少し寂しいものですね。

今回の投稿について、投稿者のユウコトリトリさんにお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――「コロナ禍の運動会あるある」今年初めて体験されるという保護者の方も多いと思います。特に印象的だったことはありますか?

漫画でも描いていますが、同じ体操服、同じ体操帽子に、今年は立入制限とマスクが加わり、子供を探す難易度が跳ね上がりました。

フォロワーさんから「双眼鏡必須でした」というコメントをいただき、なるほど! その手があったか~! と後から悔やみましたね。これから運動会という方は、双眼鏡を持っていくと役に立つかもしれません。

――多くの方から「いいね」の反応や、共感のコメントも寄せられています。

保護者の参観が禁止されて全く見れなかった方もいて、私は見れただけ良かったんだと実感しました。制限の多い運動会でしたが、感染防止に配慮しつつ開催してくれた学校に感謝です。

――例年だと朝から忙しい親子の一大イベントですが、コロナ禍で運動会の様式も大きく変わっています。

来年はいつも通り、早起きしてお弁当を作り、保護者競技で運動不足を噛み締めつつ、ヘトヘトになりながらも親子で楽しめる運動会になるといいですね。


例年と異なる「コロナ禍の運動会」、これから参観する方は参考になりそうな「あるある」でした。双眼鏡や派手な靴下といったアイテムで対策をしつつ、楽しい思い出にしたいものですね。