中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう15日に放送。スタジオゲストには、河合郁人(A.B.C-Z)、高山一実(乃木坂46)が出演する。

  • ちょっぴり強面の和食居酒屋店主=中京テレビ提供

神奈川・小田原市からは、「思いがあふれんばかりの食堂夫婦」が登場。ラーメン鉢の限界を超えて注ぎ込まれる、あんかけスープ。野菜はたっぷりこんもり、怒涛の400グラムだ。箸で麺をすくい上げようとすると、野菜とスープはさらに鉢から受け皿へとこぼれ落ちていく。

50代の夫婦が営むこのお店の名物は、醤油ダレベースに、にんにく、豆板醤を加えた熱々のあんかけスープに、ひんやり冷たい麺が潜むスタミナ麺(700円)。「体に良いからいっぱい食べなさいみたいな感覚。ひとつまみ、余計に入れて喜んでもらえるならその方がいい」と、店主夫婦の客への思いがそのボリュームにあふれ出る。もちろん、ミソチャーシュー麺(850円)や五目サンマーメン(850円)といった他のメニューも、スープがあふれんばかりの大ボリューム。その味も、地元民が「生きてて良かった!」と漏らすほどだ。

東京・渋谷区からは、「スンドゥブチゲ付きサムギョプサル1,078円」が登場。一度注文したら最後、サムギョプサル以外に、キムチ、ナムル、ネギサラダ、目玉焼き、天ぷら、もやし、果てはサムギョプサル(1,078円)と同額のスンドゥブチゲまで“サービス”で運ばれてくる。あまりの量に、客も「頼んでないのに……」と不安になったり、あっけに取られたり。

食後も気が抜けない。デザートにバニラアイスが運ばれてくるし、会計時には、美容パック、チョコパイ、サイダー、韓国のりのお土産付き。「はて、何食べにきたんだっけ……?」と思うほどのサービス精神だ。「コロナでみんな大変。その中でもお客さんが来てくれるから私たちは仕事ができる。だから、サービスしないとダメ」――と、熱く語る店主。まさにコロナ時代の“おもてなし”だ。

ほかにも、新企画「スゴ腕店主が市場に集まる!」を放送。市場に張り込み、そのままお店にお邪魔すれば、オモウマい店に出会えるはず……と、栃木県南市場で、ちょっぴり強面の中年男性と出会う。恐る恐る話を聞いてみると、気さくに取材に応じてくれ、お店への同行も快諾してくれた。

「昔の名残で(笑)」と、ばっちり決まったリーゼントについて説明する50歳の店主が営むのは、ファミリー層も多く訪れる和食居酒屋。お店の名物は、ランチで出しているミニ天丼(680円)。「ミニ」だというのに、直径30cmのかき揚げに、エビ、ナス、かぼちゃの天ぷらがドドンとのっかる。このほか、マグロや真鯛の切り身がずらりの二色丼など魚料理も自慢だ。

昔はワルだったという強面の店主。ある時、店の前にたむろしていたバイク30台ほどの暴走族を追い返したが、「怖かったのでこの人の下で働いてみたい」とそのメンバーがバイトに志願してきたそう。彼らとは、バイトをやめた後も何年も誕生日に花を持ってきてくれるような関係が続いているという。そんな、人とのつながりを大切にする店主は、若い時に迷惑をかけた母のため、そしてお店で抱える21人の従業員のため、その気持ちを料理に込め続ける。