舞台『BANANA FISH』The Stage -前編-が10日、東京・天王洲 銀河劇場にて初日を迎え、出演者・演出家がコメントを寄せた。
同作は『海街 diary』『YASHA―夜叉―』(小学館)など、数々の名作で知られる漫画家・吉田秋生の最高傑作の1つで、2018年には初のアニメ化が大きな話題となった。1985年の連載開始から30年以上を経た現在も多くのファンに愛され続け、累計発行部数は1,200万を超える。 1980年代のニューヨーク・ダウンタウンを舞台に謎のキーワード「バナナフィッシュ」を巡り、複雑に交錯する様々な欲望、その中に生まれる人間ドラマをハードに描いた。水江建太(アッシュ・リンクス役)、岡宮来夢(奥村英二役)、内田朝陽(マックス・ロボ役)、冨田昌則(伊部俊一役)、川崎優作(ショーター・ウォン役)、椎名鯛造(シン・スウ・リン役)、早乙女友貴(フレデリック・オーサー役)、佐奈宏紀(李月龍役)、赤星昇一郎(ディノ・F・ゴルツィネ役)が出演する。
今もなお人気を誇る同作を、舞台という空間の限界を超えるスケールでスタイリッシュに表現。登場人物それぞれの生き様を、力強く鮮烈に描いている。10日、19日、20日の公演ではライブ配信も予定しており、見逃し配信も行う(各税込3,700円)。2021年12月にはBlu-ray&DVD(本編ディスク+特典ディスク)の発売も決定した。
水江建太 コメント
ずっと目を離さず僕らのことを見てほしい、と自信を持って言えるように、今日まで稽古を積み重ねてきました。どのシーンもどの台詞も、全てが見どころだと思っていますし、アッシュという存在に僕自身が強く惹かれています。この作品に出会えた幸せを噛みしめながら、さらに突き詰めて演じていきたいと思いますので、舞台を観てより一層『BANANA FISH』を好きになっていただけたら嬉しいです!
岡宮来夢 コメント
いよいよ幕が開きます!
約1ヶ月本当に濃密な日々を過ごし、『BANANA FISH』の世界を全員でしっかり向き合って作ってきました。
これまで支えてくださった皆様にたくさんの感謝を。自信を持って胸を張ってお届けします!
是非、劇場や配信でご覧いただけたらと思います。お楽しみに!!
演出:松崎史也 コメント
必然のキャストとスタッフ。カンパニーの面子が決まった時点から大きな手応えがありました。この面子でなければ『BANANA FISH』が演劇に求めるクオリティは出せない。そんな皆を迎え撃ち中心に立つ二人の才気と未来に溢れる俳優、水江建太と岡宮来夢。二人は初舞台を共にし旧知の間柄でもある。アッシュと英二を担うのにこれほど相応しい二人が今、演劇をやっていることは、奇跡的でさえあると思っています。全員が全員にワクワクしっぱなしの稽古期間でした。瞬きすら惜しく感じる演劇と自負します。劇場で配信で、ご覧いただけますよう。
(C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会