温かい飲み物や冷たい飲み物を持ち歩くのに便利な「魔法瓶」。家庭や職場で常に傍に置いている方も多いのでは? この魔法瓶、種類によっては底の部分に銀色の製造番号シールや丸いシールが貼られているものも……。これって、剥がして良いものなんですか?

この素朴な疑問、魔法瓶をはじめ、炊飯器やケトルを手掛けるタイガー魔法瓶【公式】さん(@Tiger_PR_JPN)によると、「剥がさない」ことが正解だそう。

保護シートはボトル底の丸い部分一体を指しております。またシートを使わずに樹脂製の底でカバーしているものもございます。
保温不良の原因となる場合がありますので、保護シートを剥がさないようお気をつけいただけますと幸いです。(@Tiger_PR_JPNより引用)

  • 写真提供:タイガー魔法瓶

タイガー魔法瓶さんによると、「底のシールを剥がしていいの?」とたまにお客様から質問されるそう。写真のピンク色の円で囲われた「丸い形のシール」部分を剥がしてしまうと、保温不良になる恐れもあるそう。

この丸いシール、魔法瓶を製造する際、真空にするために底に孔を開け、そのあと塞いだ部分をカバーする役目の保護シートだそう。製造工程を知ると、剥がしてはいけない理由も納得ですね。

なお、丸い保護シートが貼られていないタイプの魔法瓶でも、上記の写真にもある”品番などが書かれた銀色のシール”が貼られていることが多いはず。これに関してもタイガー魔法瓶さんに聞くと「銀色のシールを剥がしても保温効力に影響はありませんが、品番や製造ロット番号を記載しているため、商品のお問い合わせをいただく際に確認をお願いすることがあります。そのため、こちらも剥がさないようお願いします」とのこと。

美味しく飲み物を飲むのに欠かせない魔法瓶、長く使うためには「底の保護シート」も「銀色のシール」も剥がさないよう注意したいものです。