今回は七福神の福禄寿(ふくろくじゅ)について、詳しく解説をしていきます。

福禄寿のご利益や寿老人との違い、祀られている代表的な神社に、その他の七福神についてもまとめました。ぜひ参拝する際の参考にしてください。

  • 福禄寿ってどんな神様なの?

    七福神の一人、福禄寿について解説していきます

福禄寿(ふくろくじゅ)とはどんな神様?

七福神の中でも、大黒天や恵比寿天は聞いたことがある方も多いでしょうが、福禄寿については耳にしたことがないという方も多いでしょう。

ここでは、七福神である福禄寿について詳しく 解説をしていきます。

七福神の一人であり、中国発祥の長寿の神様

福禄寿は七福神の一人であり、長寿の神様です。七福神には同じ長寿の神様として、寿老人が存在しています。寿老人との違いについては、後ほど解説します。

福禄寿は仙人がモチーフになっており、長い頭と長い顎髭(あごひげ)、大きな耳たぶが特徴です。左手には宝珠、右手には巻物をくくりつけた杖(つえ)を持つ姿をしているのが特徴的で、招徳人望の神様として信仰されています。

中国発祥の神様であり、南極老人星の化身として中国の村や街に住んでいたと言い伝えられています。そこから日本に伝わり、七福神として非常に有名な神様になりました。

名前を形成している言葉一つひとつに意味がある

福禄寿には、名前を形成している漢字それぞれに意味があります。「福」は幸福を、「禄」は財宝を、「寿」は長寿を表しているのです。

ここでの幸福とは、ありとあらゆる幸せのことを指しているのではありません。福禄寿における幸福とは子孫が生まれることです。

この3つの願いは、中国の三大宗教である道教の願いと一致しています。このことから、福禄寿のルーツは道教にあると考えることができるのです。

福禄寿のご利益は?

福禄寿にはいろいろなご利益があります。せっかく参拝するのであれば、福禄寿にどのようなご利益があるのかについても知っておきましょう。ここでは、福禄寿のご利益について詳しく 紹介していきます。

名前の由来となった漢字それぞれのご利益がある

福禄寿は名前の由来となった漢字それぞれに基づいたご利益があります。

まず、「福」は子孫繁栄を意味しています。そのため、安産や子宝に恵まれるといったご利益があるのです。

次に「禄」ですが、これは財産や身分を意味しているので、金運につながっています。福禄寿は金運を高めてくれる神様でもあるのです。

最後に「寿」です。これは文字通り長寿を意味しており、ご利益も長寿の実現となっています。ただ、寿命が長くなるというだけでなく、健康的な生活を送れるようになるというのも福禄寿のご利益の一つです。

招徳人望という由来もあり良縁祈願にもつながる

名前に含まれていないご利益ですが、最も有名なのが「招徳人望」です。これは人に慕われる人徳を得ることができるというご利益です。

つまり、相性がいい相手を見つけることができるので、良縁祈願にもつながりますし人間関係の悩みの解決にもつながります。結婚相手が見つからないという方や上司との関係に悩んでいる方にはうれしいご利益といえるでしょう。

これから婚活を本格的に始めるという方や、就活中の方、進学をする方は福禄寿を参拝しておくといいかもしれません。

頭が長いため学術向上のご利益がある

福禄寿は頭が非常に長いのが特徴です。この長い頭は仙人がモチーフになっているのですが、それにもちゃんと理由があります。

知恵者は重い頭を垂れるという言い伝えがあります。これは、賢い人は頭が重くなってしまって、下を向いてしまうという意味です。つまり、頭が大きければ大きいほど知恵者という意味なのです。

福禄寿の像を見ると、どれも頭が大きくなっています。かなり特徴的な見た目になっているので、見ればすぐに福禄寿だとわかるでしょう。

このように、福禄寿は非常に知恵者であるため、参拝すると自分の学力向上にもつながると考えられています。

  • 福禄寿にはどんなご利益があるの?

    福禄寿には多くのご利益があります

福禄寿と寿老人の違い、見分け方とは

寿老人と福禄寿は似ている点が多いです。まず、長寿のご利益があるという点、それから中国発祥の神様であるという点などが一致しています。また、福禄寿と寿老人は名前は違うが同じ人物であるとする考えも広まっています。

しかし、福禄寿と寿老人には見た目に違いがあります。どちらも仙人がモチーフになっている点は同じですが、福禄寿は大きな耳たぶが特徴であるのに対して、寿老人は桃や鹿を一緒に従えていることが多いという特徴があります。

興味がある方は、一度見比べてみるといいでしょう。見比べる際には、七福神巡りを行うのがおすすめです。福禄寿と寿老人だけでなく、他の七福神との違いも調べることができます。

他の七福神も知っておこう

七福神は福禄寿の他にも、 毘沙門天大黒天恵比寿天寿老人弁財天布袋尊が存在します。

七福神を信仰すれば、七福神の七つの幸福を授けられ、七つの厄災が取り除かれると言い伝えられています。それぞれ異なった特徴を持っているので他記事も参考にしてみてください。

  • 七福神とは

    七福神にはそれぞれのご利益があります

福禄寿が祀られている場所は?

福禄寿が祀られている神社は数多く存在します。ここでは、その中でも代表的な神社について詳しく 解説していきます。

天祖神社

天祖神社は、東京にある神社です。六本木のまさかこんなところに神社があるとは思わないような場所に存在しています。

福禄寿の他にも商売や事業の神様を祀っていることから、商業や飲食業の方にあつく信仰されている神社です。

今戸神社

今戸神社は浅草にある神社です。被災と再建を繰り返しながら運営されてきた歴史ある神社の一つです。浅草には他の七福神を参拝できる場所もあるので、今戸神社の福禄寿を含めていろいろな七福神を参拝してみるのも面白いでしょう。

矢先稲荷神社

矢先稲荷神社も浅草にある神社です。矢先稲荷神社は、弓を練習するために三十三間堂が建築されています。建築されてから、学業や人徳、武運などの神徳があると言い伝えられ、武士や町人を問わず幅広い人から信仰を集める神社となりました。

山王神社

山王神社は、箱根にある神社です。箱根で七福神巡りをする場合、福禄寿を参拝する際にはこの山王神社を利用するのがおすすめです。浅草と同じく七福神巡りがしやすいので、他の神社とあわせて参拝するとよいでしょう。

  • 福禄寿が祀られている場所って?

    福禄寿が祀られている場所は?

福禄寿はご利益の多い七福神

福禄寿はご利益が非常に多い七福神です。また、福禄寿が祀られている神社の周囲は活気があります。そういった場所への旅行も兼ねて、一度足を運んでみるとよいでしょう。

七福神をすべて参拝しようとすると、スタンプラリーのような感覚になって非常に楽しいです。ぜひ、福禄寿の参拝と七福神巡りを楽しんでください。