俳優の竹野内豊が主演するフジテレビ系月9ドラマ『イチケイのカラス』(毎週月曜21:00~)の第7話が、きょう17日に放送される。

  • 黒木華(左)と竹野内豊=フジテレビ提供

弁護士時代の入間みちお(竹野内)が最後に担当した12年前の東丸電機殺人事件。東丸電機の研究部主任だった被告人の仁科壮介(窪塚俊介)は、研究部門の解体を決めた経営戦略部の部長・布施元治(中野剛)と口論になって撲殺した罪で、無期懲役を言い渡されていた。

だが仁科は、判決後も無罪を主張し続け、獄中で命を絶ってしまう。仁科は、事件現場から逃げていく男を目撃したと主張していたが、その男こそ、イチケイが扱った窃盗事件の被害者で、国税庁OBの志摩総一郎(羽場裕一)。この窃盗事件がきっかけで、志摩が所長を務める会計事務所が、東丸電機を含む大手企業数社の脱税に関与していた疑いが浮上していた。

坂間千鶴(黒木華)は、仁科の妹・由貴(臼田あさ美)を訪ね、再審請求をすれば12年前の事件の真相を明らかにできると説得するが、断られてしまう。そんな坂間と入れ違いで由貴を訪ねたのが、みちおの元同僚の弁護士・青山瑞希(板谷由夏)だった。2人の説得が功を奏し、由貴は再審請求を決意する。

再審を認める判決を受け、次長検事の中森(矢島健一)と検察官の小宮山(テイ龍進)は、期限の3日以内に「即時抗告申立書」を出すよう、城島怜治(升毅)と井出伊織(山崎育三郎)に命じる。「開かずの扉」と言われる再審請求――その扉は今回も開かないものと思われたが…。

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