俳優の竹野内豊が28日、フジテレビ系月9ドラマ『イチケイのカラス』(4月5日スタート、毎週月曜21:00~ ※初回30分拡大)の記者発表会に出席し、撮影の裏話を明かした。

  • 竹野内豊

東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍を描く同ドラマ。

中でも、法廷のシーンを丁寧に撮影しており、ワンシーンを2日間に分けてトータル18時間かけて撮影した場面もあったといい、竹野内は「その時間は待つほうも本当に大変だったと思います」と、共演者たちを思いやった。

それだけに、通常1クール(3カ月)の連ドラの撮影期間は3~4カ月だが、今作は昨年11月から約5カ月という長い期間をかけ、先日すでにクランクアップ。

竹野内は「長かったようで、振り返ってみるとやっぱり長かったかな(笑)」と本音を漏らしながら、「こういう時期でも、スタッフ・キャスト誰一人として欠けることなく、最後まで健康で何事もなく撮影終了できたというのは、本当に安心しましたね」と、座長として安堵の表情を見せた。

なお今回、竹野内は黒木華と初共演。「お会いする前は、勝手に物静かな方なのかなと思ってたんですけど、小日向(文世)とよくお話されている姿を見ると、ちょっと夫婦漫才みたいな感じに見えてきて(笑)、過酷な撮影期間の中、数え切れないほど小日向さんと黒木さんのやり取りに笑わせてもらいました」と、現場の雰囲気を明るくしてくれたことに感謝していた。

  • (左から)黒木華、竹野内豊、新田真剣佑