飯田和孝プロデューサーは、“東大専科”の生徒7人の起用について「1000人を超える書類の中から、実際に300人くらいにお会いして演技を見させていただき、『ドラゴン桜』の東大クラス7人の役にどれだけハマるか。キャラクターのハマり具合と演技力がまず大きくありました」と説明。

「最終選考に残る子はみなさんうまい。その中で、東大クラスはみんな一生懸命勉強していくので、一生懸命な姿が偽りなく見えるかどうか、ある意味ピュアな演技というか純粋な演技力を重要視しました」と続け、「阿部さんや長澤さんとガッツリ向き合っていく中で、果たしてやっていけるかというのも含めて、いろんな意味を総合的に見て判断しました。そして、福澤(克雄)監督の芝居への要求の高さに応えられるだけの逞しさ、図太さも見ました」と明かした。

そして、平手について「ひたむきさをすごく感じました」とオーディション時の印象を告白。現場でもその印象通りのようで、「役に対する突き詰め方…がむしゃらに突き進んでいくというのをすごく感じます。バドミントンのトッププレイヤーに見えるために何が必要か、そのためにはこれをやるという、その努力の仕方には、本当に頭が下がる思いです」と語る。

バドミントンの上達ぶりにも感嘆。「撮影が始まるまでに1カ月半から2カ月くらい練習されていますが、制作側が思っている到達度を飛び越えて、難しいだろうなと思っていたことも要求できるように。制作側の想像を超えるくらいまで努力をされている」と驚かされているようだ。

さらに、「自分がここまでやらないと岩崎楓という人間になれないという考えがすごくあるのだなと。役に対する突き詰め方ということで、今回はバドミントンのトッププレイヤーだったので、バドミントンをひたすら練習することでその気持ちがわかってくる。そういうことだと思います」とその姿勢を称えた。

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