俳優の菅田将暉が主演する日本テレビ系ドラマ『コントが始まる』(毎週土曜22:00~)の第3話が、きょう1日に放送される。

  • (左から)仲野太賀、神木隆之介、菅田将暉=日本テレビ提供

コント「奇跡の水」。明転した舞台に現れたのは、兄弟を演じる春斗(菅田)と潤平(仲野太賀)、そして謎の男を演じる瞬太(神木隆之介)。誰が見ても怪しさ全開の水を崇拝する兄とそれを説得する弟をテーマにした、マクベスのとりとめのないコントの“前フリ”が始まる―――。

1年半前、廃人寸前になっている姉・里穂子(有村架純)を自宅で見つけて以来、転がり込んで生活を共にしているつぐみ(古川琴音)。彼女の最近の心配は、誰も知らない売れないお笑いトリオ「マクベス」にどっぷりとハマった里穂子が、彼らの解散発表以来ため息ばかりついていることだ。

一方、春斗が気にかけているのは、完璧人間だった兄・俊春(毎熊克哉)のこと。非の打ち所のない順風満帆の人生を歩んできた兄だが、突然人生に挫折。今では実家の部屋に引きこもっている。自分が好きな道に進めたのは、しっかり者の兄がいてくれたから。春斗は自分も兄を追い込んでしまった一端を担っていると感じていた。

問題を抱える2つの兄弟関係。交わるはずのない2組の関係性にはある1つの「秘められた共通性」が存在していた。

孤独に陥りやすい現代にだからこそ届けられる想いが詰まった第3話。危うい兄弟の話は、またしても想像をしていなかった笑顔あふれるクライマックスへとつながっていく…。