女優の鈴木京香が、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演することが27日、明らかになった。三谷幸喜氏が脚本を手掛け、小栗旬が北条義時役で主演を務める本作で、後白河法皇の寵姫・丹後局を演じる。
鈴木は「うれしいオファーをいただいた時、私は恥ずかしながら丹後局を知らなかったものですから、慌てて資料を読み漁り、その時代には珍しく政治に積極的に関わった女性だったと知りました。年齢を重ねれば重ねるほど、その熱意をより募らせていったという丹後局。今はもう彼女の大ファンです! 丹後局として撮影に参加できる日を、心待ちにしています」と、演じる丹後局にすっかり魅了された様子。
大河ドラマ出演6回目。三谷氏が手がけた『新選組!』(2004)と『真田丸』(2016)にも出演しており、「『新選組!』のお梅を演じた際は芹沢鴨と共に散った場所を訪ねたり、『真田丸』の寧を演じている時は京都の高台寺へ足繁く通いました。大河ドラマの登場人物として役に取り組ませていただく度、歴史の局面に自分なりの見解が生まれます」と振り返り、「三谷さんの脚本の登場人物たちはいつも皆チャーミングで、歴史上の人物がより身近に、親近感を抱いてしまうほど個性がしっかり描かれていますから、より早く役と一体化できると感じています」と三谷作品の魅力を語る。
また、「西田敏行さんがお演りになる魅力的な後白河法皇とご一緒しながら、西田さんご本人の、周囲を明るく和ませながらも役に妥協しない佇まいを少しでも学べたら、と思います」と期待を寄せた。
本作は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。三谷氏が大河ドラマの脚本を手掛けるのは、『新選組!』(2004)、『真田丸』(2016)に続いて3回目。
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