俳優の阿部寛が主演を務めるTBS系日曜劇場『ドラゴン桜』(毎週日曜21:00~)が25日にスタート。主人公・桜木建二(阿部)のパワーアップした姿や、前作で桜木の教え子・小林麻紀を演じた紗栄子のサプライズ登場などが話題となり、Twitterで「#ドラゴン桜」が世界のトレンド1位となった。

  • 小林麻紀役の紗栄子

本作は、前作『ドラゴン桜』の15年後を描く続編で、週刊漫画誌『モーニング』(講談社)にて連載していた三田紀房氏による『ドラゴン桜2』が原作。前作で倒産寸前・低偏差値の龍山高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛)が、偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園の再建を目指し、元教え子で一緒に働く弁護士の水野直美(長澤まさみ)とともに、生徒たちを東大に合格させるために奮闘する姿を描く。

昨夜の第1話で個人視聴率8.8%をマーク。今期スタートの民放ドラマで1位を獲得した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

第1話では、桜木建二(阿部寛)がパワーアップした破天荒な姿を16年ぶりに見せ、視聴者を大いに沸かせた。今作ではIT化が進み、動画サイトに水野直美(長澤まさみ)があたかもパワハラをしているように見せた動画や、桜木が暴力をふるっているように見せた動画が投稿され、2人が陥れられるという生徒からの嫌がらせも起きた。しかし、不良生徒の行き過ぎた嫌がらせに、桜木が校舎内までバイクで迫る姿は破天荒そのもの。昨今のドラマでなかなか見ることができないアクションシーンにTwitterは話題騒然。現代を風刺した桜木の“指導”にスカっとした視聴者も多かった。

また、水野の言葉になびかなかった令和の生徒たちも、桜木の「東大になんて絶対に行くな」という前作と相反する言葉には煽られるなど、桜木の言葉の強さは健在。今後も新時代らしく、老若男女関係なく視聴者に響くであろう桜木の言葉にも注目だ。

さらに、昨夜の放送が始まってすぐ、Twitterで「#ドラゴン桜」がトレンド急上昇。最終的には世界のトレンドで1位を獲得し、約10万件もツイートされるという快挙を達成した。特に盛り上がりを見せたのは、前作で桜木の教え子・小林麻紀を演じた紗栄子と水野の後輩でIT企業を経営する坂本智之役の林遣都のサプライズ登場。紗栄子と長澤は16年ぶりの共演で2人が並ぶ姿には「エモい!」「2005年の東大クラスの今後の出演に期待!」など、前作からの視聴者たちを沸かせた。

今作の冒頭では、桜木は家賃を滞納するまでに落ちぶれていた。東大受験に失敗した米山圭太(佐野勇斗)を自殺未遂するほど追い詰めてしまったことに罪悪感を覚え、姿を消していたのだ。同じく米山も姿を消していたが、第1話の最後で坂本が米山と微笑みあうシーンが。意外な繋がりと、何かを企む様子に今後の展開から目が離せない。

いよいよ始動した令和の“東大専科”。次週5月2日放送の第2話では、東大専科に加入した早瀬菜緒(南沙良)と天野晃一郎(加藤清史郎)。そして、バドミントン部のエース、岩崎楓(平手友梨奈)らに早くも波乱が。さらに、姉思いの良い生徒と思いきや、桜木と水野を陥れた不良生徒を指示していた瀬戸輝(高橋海人)・・・。桜木は令和の生徒たちと一体どのように向き合っていくのか。

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