日本テレビの水卜麻美アナウンサーが29日、同局系情報番組『ZIP!』(毎週月~金曜5:50~)の総合司会初日の生放送を終えて取材に応じ、憧れていた朝番組のキャスターを明かした。

  • 『ZIP!』総合司会の水卜麻美アナウンサー

朝番組のMCは念願だったという水卜アナ。その理由は「アナウンサーを目指した原点が、朝の番組なんです。小学生のときに家族で誰よりも早く起きて、テレビをつけて家族より早く顔を見るのがアナウンサーだったという小学生時代でした」という。

それを見て憧れていたのは、今や裏番組となった『めざましテレビ』(フジテレビ)の小島奈津子アナ。「本当に笑顔が素敵で、朗らかで、でも知的にニュースをしっかり読まれて、こういう大人になりたいなとすごく思った方なんです。アナウンサーになってから、『ヒルナンデス!』のロケでご一緒して、本当に緊張したんですけど『ずっと好きだったんです』とお伝えしたら、小島奈津子さんが『実は、ちょっと私と雰囲気似てるなとと思ってたんですよね』と言ってくださって。憧れの人にそんなふうに言ってもらえるなんて!とすごくうれしかったのを覚えています」と、感激を振り返った。

そして、憧れていた朝番組のスタジオに立ったが、「モニターを見たときに、『あ、私朝の番組やってるんだ』って客観的に自分を見ているところがあって、そのたびにちょっとグッとくるところを抑えながらやってました」と本音を吐露。

「ミトlog」「よミトく」など、自身の名前を冠したコーナーもあり、「本当に恐縮なんですけど、名前が付いているからこそ責任も感じるというところがあって、『私が背負うぞ!』っていう身の引き締まるような思いでした。まずはあのコーナーが終わらないように頑張ろうかなと思います(笑)」と意気込んだ。

月曜パーソナリティーの風間俊介については、「(前任の)桝(太一)さんから『すごい、すごい』とは伺っていたんですけど(笑)、衝撃的でした」という印象。「私が尋常じゃない緊張感を出していたので、『肩をバンって叩いてあげたい気持ちだよ』とすごく愛のある言葉を最初からかけてくれたり、合間合間に『今日は120点だよ』から始まって、後半は『150点だよ』と言ってくれて。CM中にそういうことを言ってもらえるのはうれしくて、私の気持ちが上がるような言葉をすでにご存知なんだなと思いました」といい、「何十年も人生の先輩のような感じがしました(笑)」と大きな信頼を寄せる。

今後、火曜は山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS)、水曜は濱家隆一(かまいたち)、木曜は吉田沙保里という曜日パーソナリティーとタッグを組むことになるが、「月曜日の風間さんが一番面識があって、実は明日からのほうが『はじめまして』からの2時間という状況なんです。みなさん『テレビで見ていた人だ!』という感じになってしまうんですけど、研究だけはしてきました。健二郎さんはもちろん『ZIP!』を拝見していましたし、濱家さんはYouTubeをだいぶ拝見して“好きな楽屋弁当”という情報を知ったので、好きな楽屋弁当の会話をきっかけに親交を深めていきたいなと思っています(笑)。どうなるか分かりませんが、あまりに豪華なので楽しくやりたいと思います」と期待を語った。

また、今後の抱負として、「今まで(『ヒルナンデス!』『スッキリ』)以上に学校に行く前のお子さんが見てくれているんじゃないかなと思うので、学校で話せる話題を提供したり、私は当時見ていた番組のことを覚えていたりするので、そういう意味で心に残るような取材ができたらとすごく思います。大変な時代だからこそ、『この人何やってるんだろう?』でもいいので、クスッとしてもらえたら良いなというのはあります」と、明るい番組を目指すことを宣言。

さらに、「芸能界の方や政治の世界の方、街で何かチャレンジしている人など、1対1でしっかり話せるコーナーがやりたいと思っています。朝なのでバタバタしてる時間帯ではありますけど、その中でも何か力のある言葉を持ってる方の一言って短い時間でもグッと来るものがあると思うんです。会いたい人がいっぱいいるので、そういった方とじっくりお話するインタビューを今後やるつもりでいます」と予告した。