出産・育児・ケガ・病気・介護……会社を休みたくないのに休まざるを得ないこと、ありますよね。そんな時、露骨に嫌な顔をされたことはありませんか?

池本ワニ江さん(@yokokuku)の職場では、こんなことがあったそうです。ツイッターで話題となっていました。

  • ※画像はイメージ

子供のことですぐに休む、産休で急に来なくなる、本当に迷惑私ならそんなことは絶対にしない!と断言していた人が親の介護で突如3ヶ月休み引継ぎなしで退職したことがある。皆何が起こるかわかんないわよ~。子持ちだけの問題じゃないわよね~
(@yokokukuより引用)

この投稿に、「そうです!! すべては『明日は我が身』お互い様なのよ! 優しさを持って生きましょう」「明日は我が身だから、大変な人を責めたり見下すより寄り添う心があった方が自分も生き易い」「これ。こういう事があるので他人の勤務や労働条件に文句を言ってはならんのですよね」と共感の声が続々と。また、同様の事例も多数あげられていました。

・「風邪をひくなんて気が緩んでる」と豪語した人が数年後風邪で休んだ時、私は一人で笑いをこらえました。 偉そうに断言したらダメですよね。

・風邪で休むのは甘えだと言っている先輩は、よくギックリ腰で動けなくなり休んでいました。何が違うだ。

・叔母も独身で「わたしはひとりで生きていくから!」と豪語してたけど、まさかの認知症になり、わしの母が介護しております。。。叔母はわしらによくしてくれたからわしも喜んでお手伝いするけど、人生何があるかわかりませんぜ。。。

「ホントに不思議なんだけど、自分が明日突然仕事に来れなくなるって全く思ってない人結構いるよね。出産や介護だけじゃなく、事故やケガだって全然あり得るのに」というコメントもありましたが、休んだり辞めたりする人がみな、育児や介護が理由ではありません。自分自身が明日も元気でいられる保障なんてないですから、「人に迷惑かけるようなこと、絶対にしない!」と断言することはできないんですよね。自分が休まざるを得ない状況になってはじめて気づく人、多いのかもしれませんね。


しかし、そもそも、「休んだら迷惑がかかる」から休みづらいわけで、「休まれると困る」から文句の一つも言いたくなるのではないでしょうか? そんな日本社会の現状にさまざまな意見も寄せられました。

・仕事に関しては、引き継ぎがなくとも誰かが出来る体制を取っておくべき。お互いにフォローしあえる組織でないと今からの時代は厳しい…

・明日の自分がどうなっているかなんて誰にもわからない。だからこそ、お互いさまってことで皆で休もう。その下地づくりのために、余計な仕事を減らして正規の人員を増やそう。

・看護師は誰か休むのは当たり前ですから、誰かが今日居ないことなんてそんなに気にしない。自分が休んだ過去を、今埋めてると思って仕事する。だから休んだ人も、落ち着いたら若い世代が休む時にカバーすればいい。介護も今しか出来ないし若いのがカバーするから休むといい。


こうした多くの反応にツイ主さんは、「世の中の人が『お互い様だよ助け合っていこう』とか『従業員同士の問題ではなく会社のマネジメントの問題で、もっと変わっていくべき』とのリプライがとても多くて、日本、捨てたもんじゃないなと思えました」とコメントされていました。

働く上で、相手のことを想うのみならず、自分のためにもなる「お互い様」という考え方。心に刻んでおきたい旬ネタでしたね。