JR東日本は、2月13日に発生した福島県沖地震により、一部区間(那須塩原~一ノ関間)で運転を見合わせている東北新幹線に関して、復旧と運行の安全確保の見通しが立ったとして、2月24日始発から全線で運転を再開する見込みと発表した。2月22日始発から仙台~一ノ関間で運転再開。2月24日始発から那須塩原~仙台間で運転再開する。

  • 東北新幹線は2月24日までに全線で運転再開する見込みに

東北新幹線は2月24日に全線で運転再開となるが、その後も当分の間、一部区間で速度を落として運転する必要がある。そのため、東北新幹線の列車本数は通常の3分の2となり、所要時間も通常ダイヤより長くなる(東京~仙台・盛岡間で1時間程度長くなる見込み)。JR東日本では、1カ月程度で通常ダイヤに戻すように、引き続き復旧作業を進めるとしている。

2月24日以降の具体的なダイヤと指定席の発売については2月22日に告知され、それまでの間、東北新幹線東京~盛岡間の指定席の発売は見合わせるとのこと。

全線運転再開まで、首都圏から東北方面へ向けた常磐線の臨時列車運転、秋田方面に向けた羽越本線の臨時列車運転を行うとともに、高速バス事業者や航空会社にも協力を要請。行先別の代替え交通機関とその所要時間などをサイト上で案内する。なお、那須塩原~仙台間にて、2月21~23日に在来線の臨時快速列車が運転される。