JR東日本は2月13日深夜に発生した地震の影響により、東北新幹線の一部区間で運転見合わせとなっていることを受け、首都圏から仙台方面・秋田方面へ臨時列車を設定。運転再開まで、特急「ひたち」「いなほ」の一部列車で延長運転を実施する。

  • 特急「ひたち」は品川~いわき間の上下各2本を仙台駅まで延長運転(いわき~仙台間は臨時快速列車として運転)

東北新幹線は新白河~古川間で土木構造物の損傷や電柱の折損・傾斜などの被害が確認され、全線運転再開までにおおむね10日前後を要する見込み。2月16日以降は那須塩原~一ノ関間で運転を見合わせ、東京~那須塩原間と一ノ関~盛岡間で臨時ダイヤによる運転を行う。山形新幹線は福島~新庄間で本数を減らして運転。秋田新幹線は盛岡~秋田間で本数を減らして臨時列車を運転する。

JR東日本では、東北新幹線の全線運転再開まで、首都圏から仙台方面の臨時列車として、常磐線経由の特急「ひたち」の一部列車で延長運転。通常、品川~いわき間で運転される上下各2本について、いわき~仙台間を臨時快速列車として運転する。

上りの臨時快速列車は仙台駅6時48分発・いわき駅9時20分発(いわき駅から「ひたち8号」)、仙台駅13時57分発・16時18分着(いわき駅から「ひたち22号」)で運転。下りの臨時快速列車はいわき駅13時18分発・仙台駅15時42分着(いわき駅まで「ひたち9号」)、いわき駅21時20分発・仙台駅23時39分着(いわき駅まで「ひたち25号」)で運転される。いずれもいわき~仙台間は普通車全車自由席だが、品川~いわき間は通常の特急列車と同様、乗車券・特急券の購入が必要となる。

  • 特急「いなほ」は新潟発酒田行の下り1本を秋田駅まで延長運転(酒田~秋田間は臨時快速列車として運転)

秋田方面へは、羽越本線経由の特急「いなほ」のうち、新潟発酒田行の下り「いなほ11号」について、秋田駅まで臨時快速列車として延長運転。酒田駅を21時16分に発車し、秋田駅に22時55分に到着する。