俳優の塩野瑛久が、13日に放送される日本テレビ系ドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』(毎週土曜22:00~)の第4話に出演する。

  • (左から)亀梨和也、木村祐一、塩野瑛久=日本テレビ提供

塩野が演じるのは、木村祐一演じる山崎辰二郎の息子・山崎克巳。詐欺師として犯罪に手を染めた過去を持つ父親を憎んでいた克巳が、誘拐事件の参考人として伏見(亀梨和也)に連行されたことで2人は再会する。

塩野は木村との初共演について、「まさか木村さんの息子になる日がくるとは思っていませんでした(笑)。現場では優しくしてくださって、自然に受け入れていただけたことがとても居心地が良かったです」と撮影を振り返り、「楽しくお話しさせていただきましたが、克巳の過去が軽くならないよう、克巳の根っこの部分は忘れることのないように意識しました」と、役と向き合う真摯(しんし)な姿勢をのぞかせた。

一方、息子役をイケメン俳優が演じることについて、木村は「母親似なんでしょう(笑)」と笑いを交えながら、「(塩野とは)衣装合わせのときにごあいさつしたくらいで、すぐに本番で親子としてぶつかりあったんですが、不思議と違和感なくできましたね」と共演の感想をコメント。

また、「息子も親にならんと分からん部分があるから…『あの時の親の説教は、そういうことか』と今になって分かることが僕も多々あるんで。そんな想いを抱いて、息子を見る感じで演りました」と実体験を元にした演技について語った。

さらに塩野は、取調室で亀梨と対峙(たいじ)するシリアスなシーンにも挑戦。「亀梨さんとも今回初めて共演させていただきましたが、あの漂う兄貴感。昔から一方的に好きなこともあり少し緊張しましたが、気づけば楽しくお話していました(笑)」と初対面の印象を語り、「撮影終わりに『お疲れ!』と声をかけてくれる声が優しかったです。胸を借りるつもりでお芝居しましたが、しっかりと受け止めてもらえて、なんだか克巳そのものを救っていただいた気がしました」と尊敬の念を明かした。

山崎の過去が絡んだ誘拐事件がスリリングに展開しながら、距離ができてしまった親子の葛藤と絆も描かれる第4話。

塩野は「かっこいいアクションシーンや、監視カメラからの映像。色々な要素がふんだんに詰め込まれた作品です。克巳の青さや未熟さ、しかしそこにたどり着くしかなかった過去を大切に演じました。少しでもこの作品の大事なピースになれていたらうれしいです」とコメント。

木村も「伏見が愛する人を殺された哀しみを乗り越えて、年上の山崎を思いやる捜査のやりかたや、ラストに伏見から素敵な言葉をかけられるシーンは、親御さんの世代にはぜひ見ていただきたい回ですね」と熱弁した。

加えて「個人的には亀梨君との屋上のシーンが15年ぶりで。(以前共演した『野ブタをプロデュース。』の)校舎の屋上から神奈川県警の屋上になって『あの教え子が刑事になったか』って感じの思いが(笑)、印象に残ってますね」とオススメのシーンをアピールしている。