「エゴ」という言葉の正しい使い方をご存知でしょうか。エゴが強い人は仕事や人間関係に悪影響を及ぼしますが、エゴの感情は自分でコントロールできます。この記事ではエゴの意味や使い方、そしてエゴの感情の対処法について紹介します。

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    エゴについて学んでいきましょう

エゴの意味とは

エゴには2つの意味があります。1つは心理学で使われる用語で、自我・自尊心を意味します。もう1つは、利己主義という意味の「エゴイズム」を短縮した言葉としてのエゴです。エゴイズム(利己主義)は、他人の迷惑を考えず自分の利益のためだけに行動するやり方、考え方のことを指し、そのような考え方の人は「エゴイスト(利己主義者)」と呼ばれます。

現代の日常生活で使われるエゴは、後者の「エゴイズム」の略語としての意味合いが強くなっています。

エゴの類語とは

エゴの類語には「主観」「主我」などがあります。

「主観」とは、誰かひとりのものの見方のことであり、「客観」の対義語です。使い方として「主観だけでものを言うのはよくない」があります。

「主我」とは、自分を第一に考えて他者の迷惑を顧みないことを言います。使い方は「上司の考え方は主我的で、いつも私は振り回される」です。

エゴの対義語とは

自我の意味を持つエゴの対義語は、「他我」「非我」などがあります。これらは哲学や仏教に使われる言葉であり、「他我」は他者の自己意識、「非我」は自分自身という意識の外にあるものを意味します。

また、エゴイズムの和訳語である「利己」の対義語は「利他」であり、自分よりも他人の利益を優先することを言います。使い方としては「彼女は利他的な人物で、思いやりに溢れている」です。

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    エゴの対義語を学びましょう

ビジネス上でのエゴの使い方のポイント

エゴについて間違った解釈や使い方をしてしまうと、失礼な発言をしてしまったり、周りからの信用を失ってしまったりする可能性があります。そうならないためにも、正しい使い方を覚えましょう。

■感情的な判断で使わない

自分と意見が対立した相手に対して、「それはあなたのエゴでしょ」と返す人がいます。

エゴは、相手が自分の利益だけを考えてとった言動や行動のことを言います。相手と自分の意見や価値観が合わなかったとしても、相手が自分の利益だけを考えた言動でなければそれはエゴではありません。

自分との意見が合わないことにいらだってエゴという言葉を使ってしまう人がいますが、この使い方は間違いです。感情的になって使うのは控えましょう。

■目上の人には使わない

目上の人にエゴという言葉を使ってしまうと、「あなたの考えは自己中心的で、他人に迷惑をかけている」と言っていることになってしまいます。

誰に対しても直接は言いたくない/言われたくない言葉ですが、特に目上の人には使わないように気をつけてください。

■相手の言動によって使うべきかを考える

自分の利益だけを考えた言動でなければ、それはエゴとは呼べない可能性があります。指摘をする前に、まずは相手の言葉の意図をしっかり理解しましょう。

また、かなり強い言葉であるので、エゴという言葉を使うときは慎重に言葉を選ぶことが大切です。