プロパーという言葉は社会人生活をしていればどこかしらで聞く言葉ですが、その正しい言葉の意味を知っている方はあまり多くないでしょう。ここではプロパーの意味や語源、プロパー社員やそれ以外の使用例についてみていきます。また、プロパー社員の特徴もご紹介します。

プロパーの意味

プロバー(proper)とは主に「本来の」「適切な」「上品な」「礼儀正しい」などの意味を持つ言葉です。ビジネスシーンで「プロパー社員」と表現する際には、中途入社の社員や出向社員などと区別して「生え抜き社員(新卒採用からずっと勤務している社員)」を意味することが多いです。

なお「プロパー(社員)」の定義は企業によって異なり、単純に「自社社員」という意味で用いることもあります。

  • オフィスにグレーのデスクや椅子が並んでいる

    プロパー社員の意味と使用例を確認しましょう

「社員」以外でのプロパーの使用例

プロパーという言葉は「社員」を示す以外にもいろいろな意味で使われることがあります。ここでは「社員」以外でどのようにプロパーという言葉が使われるかについて、その使用例をみていきます。それぞれ使われる業界によって、意味が変わりますので、その点に注意しましょう。

直接卸される商品という意味のプロパー商品

プロパー商品とは、小売業界や卸売業者の正規ルートで直接卸される商品という意味で使われます。つまり、リアル店舗の小売店や公式サイトなどの商品がプロパー商品ということです。

使い方としては「弊社はプロパー商品のみ取り扱っておりますので、偽物は存在しません」「春物のプロパー商品が好調な売り上げです」というように使います。

正規価格という意味のプロパー価格

「プロパー価格」とは、その商品の固有価格を意味し、セールなどで値下げをしなかった正規価格のことです。ファッション・アパレル業界でよく使用される言葉で、シーズン中にプロパー価格で売れたアイテム比率をプロパー消化率と呼びます。

金融機関が独自に審査を行う融資という意味のプロパー融資

「プロパー融資」とは銀行が独自で行う融資を指し、信用保証協会を通さないでお金の借り入れができる融資です。

プロパー融資の場合は、保証料金不要で、限度額設定もないなどメリットも多いですが、審査が厳しく時間がかかるというデメリットもあります。また、プロパーローンも信用保証組合を介することなく銀行がリスクを負って貸し出しするローンになります。

その他のプロパー

プロパー社員、プロパー商品、プロパー価格などプロパーという言葉がつく言葉についてみてきましたが、その他にも「プロパー」の言葉があります。

たとえば、「プロパーカード」は国際ブランドとしてのライセンスを取得したカード会社が発行するカードのことです。プロパーカードを発行するカード会社は、「JCB」「アメリカンエクスプレス」「ダイナース」の3社のみです。

  • パソコンに入力する人

    社員以外のプロパーの使用例も理解しましょう

プロパー社員の特徴

プロパー社員は、社内での仲間意識が強く、かつ愛社精神が強い傾向にあります。

また、新卒からずっと同じ会社で働いていることもあり、よくも悪くも「会社の常識」を当たり前のものと捉えてしまいがちです。

そのため、プロパー社員が多い職場に中途で入社する人がいた場合には、お互いの常識の違いから、少々の心地悪さが生じてしまうこともあるでしょう。

  • 机をはさんでベンチに座って話し合う人

    プロパー社員の特徴

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以上、プロパーという言葉の意味を紹介しました。

プロパー社員には正社員や生え抜き社員などを他と区別するために使用されていることが多く、またプロパーという言葉は、プロパー融資やプロパー価格といった言葉にも利用されていることがわかりました。

プロパーという言葉は、社会人生活においてもよく利用される言葉ですので、その意味や使い方をしっかりとおぼえて活用していきましょう。