京成電鉄は12月28日から、成田空港を利用した帰国者・入国者を対象に、新たな輸送サービス「KEISEI SMART ACCESS」を開始した。現在、原則として帰国・入国後14日間は公共交通機関の利用を控えるよう要請されているが、このサービスでは感染防止対策を徹底することで、公共交通機関である「スカイライナー」の利用が可能となる。

  • 京成電鉄「スカイライナー」

「KEISEI SMART ACCESS」を利用した場合、成田空港駅・空港第2ビル駅から「スカイライナー」の専用車両に乗車し、京成上野駅まで行くことができる。京成上野駅に到着した後、「KEISEI SMART ACCESS PREMIUM」の利用者は目的地(東京23区内の利用者指定場所)までハイヤーで移動。一方、「KEISEI SMART ACCESS」の利用者は、京成上野駅駐車場から自身で手配した送迎車などで移動することになり、京成上野駅駐車場の駐車サービス券(1時間まで)が付属する。

ただし、このサービスを利用できるのは、帰国・入国後の新型コロナウイルス感染症の検査の対象外(感染症危険情報レベル2の国・地域からの入国者・帰国者のうち無症状)の人、成田空港での検査の結果が陰性であった人に限られる。

京成トラベルサービスのウェブページにて予約と決済を行うことができ、「KEISEI SMART ACCESS PREMIUM」は前日までの事前予約が必要で、価格は2万円。「KEISEI SMART ACCESS」は当日の受付が可能で、価格は4,500円となる。