俳優の福士蒼汰主演の、テレビ東京系2021年1月クールスペシャルドラマ『神様のカルテ』(2021年2月15日20:00〜)の出演者が27日に明らかになった。

  • 左から大島優子、上杉柊平、イッセー尾形、大倉孝二

    左から大島優子、上杉柊平、イッセー尾形、大倉孝二

同作は現役の医師・夏川草介のベストセラー小説で映画化もされた『神様のカルテ』シリーズの実写化作。原作計4冊の長編を、2時間×4話=計8時間のSP連続ドラマとして放送する。信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く内科医・栗原一止(福士蒼汰)が患者や恩師との別れ、地方医療の現実を経験し、「良い医者とは何か?」を追い求める軌跡を描く。

今回明らかになったのは、「本庄病院」メンバーなど一止を取り巻く人々。頭がよく優秀で、一止からも信頼が厚い病棟主任看護師・東西直美役に大島優子、一止とは医学部時代からの腐れ縁で「怪獣」と呼ばれる外科医・砂山次郎役に上杉柊平、いつも顔色が青白く薄暗いオーラを放つものの内視鏡の腕はピカイチの内科副部長・古狐先生(内藤鴨一)役にイッセー尾形、一止が住んでいるアパート「御嶽荘」の住人で、年齢不詳の売れない画家・男爵役に大倉孝二と、個性的なメンバーが揃った。

大島優子 コメント

・『神様のカルテ』初ドラマ化となりますが、オファーを受けた時の感想をお聞かせください。

以前から医療作品に携わりたいと思っていたため、お話をいただきとても嬉しく思いました。さらに初のドラマ化、そして2時間×4話という物語が、皆さんの心に届く作品になるよう願っています。

・原作もしくは台本を読んだ感想をお聞かせください。

この作品の登場人物たちは、自身という立場と役割に責任と誇りを持って生きていると感じました。皆、人生を全うするという強い意志があり、台本を読むたびに涙してしまいます。

・今回の役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

病棟主任としてみんなの支えになれるように、そして人と人の命の繋がりを感じてもらい、明日の活力になっていただけるよう、丁寧に大切に演じていきたいと思っています。

・視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

本格的な寒さの二月、皆さんに心温まるお話をお届け致します。外出が難しい時節、どうぞ2時間、神様のカルテとお過ごしください。

上杉柊平 コメント

・『神様のカルテ』初ドラマ化となりますが、オファーを受けた時の感想をお聞かせください。

年々深刻になっている地域医療の現状や格差が浮き彫りになっている昨今に、その点にしっかりと視点を向け、命の在り方を問う作品に巡り会えたことに大きな意義を感じたと同時に、うまく言い表せない怯えを感じました。その怯えを大事に向き合っていきたいと思います。

・原作もしくは台本を読んだ感想をお聞かせください。

全ての登場人物が自分と戦っている様がひたすらに魅力的で愛らしく、くすりと笑えてきたり、一度本を読む手を止めて考え込んでしまったりと、終始心が揺さぶられ続けました。

・今回の役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

豪快な印象を受ける次郎ですが、小心者で繊細です。命に向き合い続ける彼や一止達と一緒に、答えの無いであろう問いに僕も頭を抱えながら前に進みたいと思います。

・視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

作品として楽しんで頂くのと同時に、困窮したこの時代に全ての人が自分の周りの大切にしたいことに少し目を向けられる様な世界になれたら、という願いを本気で込めて頑張りますので是非、ご覧下さい。

イッセー尾形 コメント

・『神様のカルテ』初ドラマ化となりますが、オファーを受けた時の感想をお聞かせください。

いまだにわからないのが、このタイトルです。神様の病状のカルテなのか、神様が人間に出したカルテなのか?台本を読むと後者のような気もするのですが、まだわかりません。神様も大変な年でしたし。でも神様にカルテを書いたとしたらそれは誰でしょう?2時間×4話は初めてですが、演じる医者をていねいに表現したいです。

・原作もしくは台本を読んだ感想をお聞かせください。

さまざまな人間が生きておりますが、病気という試練においてこそ、その人の人間性が現れるなあと思いました。

・今回の役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

キリスト教だろうと勝手に思い込んでおります。「神様」と対話する時間を秘かに持っている役にできたら嬉しいですね。

・視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

コロナの年でした。2020年。医療関係者にとりましても、それ以外の人たちにとりましても、見えぬ疫病との戦いはまだ続いています。そんな中でもこのドラマ、何か光明が見えるような、あるいはその予感でも見出せることができたらと、演じながら思います。観ている方々と共有できたらと願います。

大倉孝二 コメント

・『神様のカルテ』初ドラマ化となりますが、オファーを受けた時の感想をお聞かせください。

2時間のドラマを4本ということで、拙い言葉で恐縮ですが、たいへん気合いの入った企画だと思いました。

・原作もしくは台本を読んだ感想をお聞かせください。

医療現場の現実を知り、過酷さを痛感しました。 

・今回の役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

男爵は、掴みどころが無いようで、懐の深い人物に感じました。そのように近づけるよう、取り組みたいと思います。 

・視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

ご覧頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。

田辺勇人プロデューサー(テレビ東京 制作局 ドラマ室) コメント

『神様のカルテ』の放送日がついに決定しました! 2021年2月15日(月)よる8時からの放送です。
放送まであと50日!宜しくお願いします。

本日、主人公・一止を支える実力派・個性派の豪華キャスト陣が発表となりました!誰かが欠けたら物語が成立しない、そんな存在の皆さんです。近年、話題作への出演も多く、女優としてさらなる輝きを放つ大島優子さん。病院では一止の最大の理解者であり、聡明で気配りのできる主任看護師・東西を演じて頂きます。大島さんご本人が持っている明るさと1つ1つ丁寧にお芝居する姿を見て、大島さんに東西役をお願いして本当に良かったと思いました! 東西の隠された過去?もドラマ中盤に明らかになるのでご期待ください。上杉柊平さんは砂山次郎というキャラクターを掘り下げ、自分のものにしていこうとする感覚が素晴らしいなと衣装合わせの時から感じていました。一止の親友であり同士でもある外科医。「怪獣」と呼ばれる大胆さと、実は繊細な心を持つ次郎をどのように演じてくれるのか、注目です!
テレビ東京初出演となるイッセー尾形さん。原作ファンの中でも人気の古狐先生。「誰が古狐先生を演じるのか?」と思っていた人も多かったと思います。現場でのイッセーさんは、まさに古狐先生の佇まいと雰囲気を醸し出しています! 一止との軽妙なやり取り、優しさの中にある強い想い、残された希望…などイッセーさん演じる古狐先生を楽しみにしていて下さい。
さらに! 一止の住む御嶽荘の住人で、売れない絵描きの男爵役には大倉孝二さん。先日、御嶽荘の撮影がありましたが、現実とファンタジーの中間を生きているような掴みどころのない男爵を、見事に演じて頂きました。生死を扱う緊迫した病院とは違い、一止、ハル、男爵のふっと心が軽くなる温かみのある御嶽荘のシーンは、ドラマの1つの見どころと言っても過言ではありません。みなさん、素敵な住人たちに癒されることでしょう!

奇跡は起こらないけど、誰かの心に寄り添う物語です。
少しでも明るい未来や希望を感じて頂けるよう、キャスト・スタッフ全員で作りあげたいと思います。
来年には新たな情報解禁もありますので、ご期待頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。

(C)テレビ東京