映画『新解釈・三國志』(12月11日公開)の大ヒット感謝舞台挨拶が23日に行われ、大泉洋が登場した。

  • 大泉洋

    大泉洋

同作は、西暦約200年の中国・後漢の時代を舞台に、魏・呉・蜀の3国が中国の覇権を巡り群雄割拠していた史実をまとめた『三国志』を、新解釈で描く歴史エンターテイメント作。大泉が「蜀」の武将・劉備玄徳を演じ、チーム蜀の諸葛亮孔明をムロツヨシ、関羽を橋本さとし、張飛を高橋努、チーム呉の周瑜を賀来賢人、孫権を岡田健史、チーム暴の黄巾を山田孝之、呂布を城田優、董卓を佐藤二朗、チーム妻の黄夫人を橋本環奈、小喬を山本美月、チーム舞の趙雲を岩田剛典、貂蝉を渡辺直美、チーム魏の曹操を小栗旬、荀彧を磯村勇斗、夏侯惇を阿部進之介が演じる。

公開2週目で17.8億円を超え、『キングダム』を上回るロケットスタートとなった同作。大泉は「『キングダム』に勝ったんですか!? あの私が出たかった!? うわ〜嬉しい。絶対『キングダム』からオファーないと思うんで。出れそうな役ないですもんね。よかったこっちに出といて」と喜ぶ。「いかに日本国民が馬鹿な映画が好きかって言うね」と苦笑していた。

自身でも「娘が見たいと言うから公開2日目に行きました」という大泉は、「さすがに公開2日目に見に行ってるってバレたくないから厳戒態勢で、相当な帽子とマスクとサングラスで娘を連れて、娘を甲斐甲斐しく世話することによって顔を下げられるからずっとこう」と、様子を再現する。「隣は若いカップル。もう耳、ダンボですよね。悪口なんて言われたらどうしよう、劉備気持ち悪いとか言われたらどうしようと思ったわけ。終わったあとに女の子が『面白かった〜。カッコよかったね』って始まったんですよ。最後の劉備かっこいいですから『あ、そう』と思って私嬉しくなって」と期待するも、「『マジカッコ良かった〜孫権!(岡田健史)』って言うんですよ。やっぱりなと思いました。俺の名前1回も言わなかったね」とがっかりしていた。

同作のヒットについては「すごいことなんですよ! スマッシュヒットしてるにも関わらず、なんですか『鬼滅の刃』は。あいつのせいで全然目立たねえ! 同じ東宝だろ! なんか新しいの配っとるやろ!」と、興行収入300億円を超える『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に嫉妬。「いいんだってもう炭治郎は! 何新しいグッズ配ってるんだって! そりゃ入るって! せめて『新解釈・三國志』でも配りなさいよ、『鬼滅の刃』のグッズを」と要望し、「鬼滅を見なくても『新解釈・三國志』を見ても、もらえるよって言えば」と斬新な提案をしていた。

また、MCから「大泉さんは何の呼吸ですか」と聞かれると、「俺? 何の呼吸ってどういうこと?」と戸惑いつつ、「天パの呼吸」と回答。「すっごい滑った! (全国のライブビューイング)111館見てんだぞ! こえーわほんと!」と怒りつつ、最終的には「来週、『鬼滅の刃』見に行きます」と宣言していた。