意外と忘れてしまいがちな敬語表現。特にビジネスシーンでは、正しい言葉を使いたいものです。本記事では、「伝える」の尊敬語について、言い方や活用シーン、例文を解説していきます。

「伝える」の尊敬語とは?

「伝える」の尊敬語は「お伝えになる」です。尊敬語は、自分より立場が目上の人をたてる時に使用する敬語です。

  • 「伝える」の尊敬語は「お伝えになる」

    「伝える」の尊敬語は「お伝えになる」

動詞 尊敬語 謙譲語 丁寧語
伝える お伝えになる 申し伝える 伝えます

※クリックで細かな意味や用例を確認できます

もっと詳しく : 敬語表現(尊敬語・謙譲語・丁寧語)活用表

「お伝えになる」「お伝えください」の使い方

「伝える」の尊敬語「お伝えになる」は、相手の行為に対して使うので、「(上司やクライアントなどの目上の人が)お伝えになる」のように使います。

尊敬語の「~れる・られる」を用いて「伝えられる」とすることで同様の表現にもできますが、受け身の「~れる・られる」と間違えることも多いので「お伝えになる」を使った方が良いでしょう。

「伝える」の尊敬語を使う場面と例文

ビジネスシーンで「伝える」の尊敬語を使う場合の例文を紹介します。

  • 例文 :
    「〇〇部長は、本書類の提出期限をお伝えになった」
    「先ほど〇〇部長がお伝えした通り、今月の売り上げは昨年比240% となりました」

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「伝える」の尊敬語としては、主に「お伝えになる」が挙げられます。言葉の適切な敬語表現をマスターし、ビジネスシーンで正しく使えるようにしましょう。