俳優の内藤剛志が主演を務める、テレビ東京の新金曜8時のドラマ枠『今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕』(2021年1月スタート 毎週金曜20:00〜)のオープニングテーマ、及び第1話ゲストが13日に明らかになった。

  • 『今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕』

    『今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕』

同作は今野敏の原作による本格ミステリーのドラマ化作。15年以上にわたりスペシャルドラマとして8作放送され、12月14日に9作目『鬼火』の放送も控えている。警視庁捜査一課強行犯係の警部・樋口顕(内藤)が決してヒーローではない無彩色の刑事として活躍する。

この度オープニングテーマに、4ボーカル・2ギターという珍しい編成の音楽制作チーム・MOTOR HOTELの「Exotic Tokyo」が決定。歯切れのよいギターイントロから始まり、どこかミステリアスなイメージを保ちつつも耳に心地よい楽曲の中で、サビに入る印象深いクラップ音で、東京の街に溶け込みながらも時に強烈な色を出して真実を探す男・樋口顕を表現した。

第1話ゲストには、樋口の娘・照美の務めるネットメディアの会社オリエンタルポストのエース記者・今井隆役として塚本高史が出演。その他にも、警視庁相談センター職員・磯山和麻役で前野朋哉、オリエントポストの編集長・千葉功役でサンシャイン池崎、佐野史郎演じる氏家に補導されたことのある井川沙織役で天木じゅんが出演する。第1話のタイトル「正義」は、サンシャイン池崎のネタにもある「ジャスティス!」の日本語訳でもある。

あわせて公開されたポスタービジュアルは、街中の雑踏とパトランプが光るパトカーを背景に樋口が振り向き、今現在、私たちが暮らす”日常”を樋口が守ってくれているようなビジュアルとなった。それとは裏腹に「刑事は、ヒーロじゃない。」というキャッチコピーには、内藤本人が思う“樋口像”を反映し「どこにでもいる男であり、刑事だからといって絶対的なヒーローではない」「悩んだり、時に喜んだり、と皆と同じ”人間”である」というメッセージが込められている。

MOTOR HOTELコメント

・オープニングソングをご担当されることが決定した際の感想を教えてください。

まずは”嬉しい”の一言でした。 そして、オープニングのイメージと楽曲が頭の中で何度も再生されて、 ワクワクしたことを覚えています。 この曲で、まだまだ出会えていない沢山の方に、僕らのことをもっと知ってもらえるきっかけになればと思います。 オープニング曲として起用していただいたドラマ関係者の皆さまに大感謝です!!!

・曲の中で注目して欲しい部分はありますか。

東京という街の華やかさと、それと相対する部分に、自分を取り巻く環境と、自分の内面を重ねました。 「誰もいないようで、誰かがいる」 「あなたの気付かないところで、あなたと繋がっている誰かがいる」 そんなメッセージが込められた歌詞に注目してほしいです。

・意気込みをお願いいたします。

旅に寄り添う音楽になるように願いを込めてつくったハッピーなテーマ、 外へ目を向けた楽曲が多い中、珍しく自分の街や内面を表現しつつも、エキゾチックにつくった「Exotic Tokyo」が、ドラマのオープニングに決定のお知らせ!? 僕らの主となる雰囲気とは異なる楽曲が、まさか金曜夜8時に流れることになるとは! (自分たちでいうのもなんですが、4人全員、めちゃくちゃファニーなんです。笑) 少しでも、このドラマのオープニングのハラハラ感を、音楽で盛り立てられたらと思っています! 来年1月からはじまる『警視庁強行犯係 樋口顕』、 そして2021年のMOTOR HOTELも楽しみにしててください!

塚本高史 コメント

・役どころについて

内藤さん演じる樋口(顕)さんの娘の照美ちゃんが勤めている会社の上司を演じているのですが、照美ちゃんの父親が刑事と知り、起きた事件について記者として何か追求できないと興味を持ち、絡んでいきます。
役作りについては、自分でというよりも監督とディスカッションしながら進めています。現場も和気あいあいで楽しいです。

・主演・内藤剛志との再会は

共演は連続テレビ小説『わかば』(NHK)以来、約14年ぶりとなるのですが、その時はあまり共演シーンが少なく…さらに遡ると僕が16歳くらいの頃、約22年ほど前ぐらいに『くれなゐ』(読売テレビ)というドラマで親子役をさせていただきました。今回の現場で再会させていただき、役のお話ではなく「いくつになったの?」なんて聞かれたり。そんなやり取りもあって僕の中では今でも“父親”というイメージが強いんです。久しぶりの共演になりますが、内藤さんとの相乗効果を出せればと思います。

・第1話のみどころ

第1話は、「難しい感情」が描かれているなと思います。被害者や加害者はもちろんなんですが、警察だって法を遵守しつつも、ロボットや機械ではなく人間です。サスペンスである限り「誰が犯人か?」というのももちろんありますが、出てくる人々の「感情の揺さぶり合い」や「抱える思い」などにもぜひ注目していただきたいです。

山鹿達也プロデューサー(テレビ東京 ドラマ室) コメント 

MOTOR HOTEさんからとても素敵な楽曲をいくつかご提案頂き悩んだのですが、中でも都会的でとても印象的だったこの曲に決めました!
殺人事件を扱う強行犯係の樋口たち刑事の仕事に対する熱い思いを、爽やかで力強いボーカルとサウンドで背中を押してくれて、ワクワクする素敵な楽曲です。メインタイトルのブルーにマッチしたとても印象に残る清々しいオープニングになりました。ドラマと合わせてお楽しみください。

(C)テレビ東京