女優の篠原涼子が、Netflixのオリジナルシリーズ『金魚妻』(2021年全世界配信)に主演することが9日、明らかになった。

  • 篠原涼子(左)と原作1巻書影

今作は、グランドジャンプめちゃ(集英社)で連載中の黒沢R氏の同名漫画が原作。篠原が演じるのは、夫から言葉と身体への暴力を受けながら家を出ることができない専業主婦・さくら。ある日、“金魚”をきっかけにある男性と出会い、ありのままの自分を受け入れてもらえたことで、今まで押し殺してきた気持ちを抑えることができず、一線を超えてしまう…。

フジクリエイティブコーポレーション(FCC)の制作で、プロデューサーは篠原と『ラスト・シンデレラ』などでタッグを組んだフジテレビの中野利幸氏とFCCの浅野澄美氏。監督は、フジテレビの並木道子氏が担当する。

篠原は「お話を頂いて、私自身演じたことのない役柄でもございましたので、挑戦させていただくという思いで出演させていただくことになりました。お家時間のお供にNetflixを見ているので、自分が出演できるのは本当にうれしいです。新しい生活様式の中で、改めて不変的な思いを作品を通して伝えていけたら思います」とコメント。

中野プロデューサーは「原作の女性の繊細な心情に寄り添いつつ、エロティックな描写に魅了されましたが、地上波での映像化は難しいと思っていました。今回、Netflixと組むことで性描写などにも躊躇(ちゅうちょ)なく挑戦できそうなので、素晴らしい化学反応が起きると信じています。『ラスト・シンデレラ』などでご一緒した篠原涼子さんとも、また仕事ができて光栄です。とてもエッチなラブロマンスをご期待ください」と予告。

Netflixの坂本和隆(エクゼクティブ・プロデューサーは「日常生活の中でさまざまな環境変化が起きる現代、人間関係における向き合い方も変化してきているのではないでしょうか。本作では新たな視点・価値観の混在が魅力のひとつでもあります。並木道子監督や撮影にお迎えする相馬大輔さんが美しい映像表現と複雑な人間ドラマに挑戦されることでどのようなアンサンブルを織り成すか、今から心待ちにしております」と期待を語っている。