俳優の北村匠海と井浦新が、来年1月にスタートするテレビ朝日系ドラマ『にじいろカルテ』(毎週木曜 21:00~)に出演することが24日、明らかになった。

  • 左から井浦新、北村匠海=テレビ朝日提供

高畑充希演じる“秘密”を抱えた女ドクター・紅野真空が、偶然知った山奥の小さな村の診療所で病を隠して働くことになり、ヘンテコな外科医と看護師とのシェアハウス生活、さらには個性豊かな村人たちに出会う同ドラマ。真空は時に笑い、時に泣き、ケンカしながらも、熱く命と向き合って成長していく。

真空とシェアハウスすることになる、料理上手なヘンテコ外科医・浅黄朔を井浦が、いじられキャラの若き前髪ぱっつん看護師の蒼山太陽を北村がそれぞれ演じる。

北村と井浦、高畑は、今作が初共演。北村は「高畑さんはすごく明るい印象のまま、そして予想をはるかに超えるフレンドリーさで。とても頼りになるし、親しみやすい座長です。井浦さんは大先輩ですが、音楽とか共通の趣味がたくさんあって、撮影合間も自然の中で一緒にお弁当を食べたり。今は “本当の兄貴”のように思っています」と仲の良さを語る。

一方の井浦は「充希さんは、こちちが年上なのに隅でもじもじしていたら、向こうから飛び込んできて、声をかけてくれる優しさを持っている方で。3人の中心にいつもいてくれます。匠海くんは自分の22歳の頃と比べると随分大人っぽくて話しやすいんです。匠海くんと話していると歳を忘れてしまうくらい妙に話が通じ合ったりして。そういう受け皿がある方だと感じています」と評価。

また、井浦が「とにかく3人でのバランスが絶妙だなって思いますね。1人欠けても成立しないだろうなという3人で展開するシーンが必ずあるんですけど、この3人を選んでくださったプロデューサー陣はすごいなって思います」と感心すると、北村は「現場は本当に楽しくて。お2人としゃべっているのを、そのまま芝居でもやっている感じです。アドリブも入って、普通に会話しているのを撮られているみたいな瞬間もあったり。そういう瞬間が本当に楽しくて、助け合いながら、笑い合いながらやっています」と撮影の様子を話した。

北村と井浦のコメントは以下の通り。

■北村匠海
素敵な先輩方に囲まれるのもすごい楽しみでしたし、深川監督とお会いしたときに「いろいろチャレンジすることが多いと思う」と言われ、この作品のお芝居を通して自分も役も成長できるかもしれないと感じたので、本読みの時点ですでにワクワクしていました。現場は本当に楽しくて、お2人としゃべっているのを、そのまま芝居でもやっている感じです。アドリブも入って、普通に会話しているのを撮られているみたいな瞬間もあったり。そういう瞬間が本当に楽しくて、助け合いながら、笑い合いながらやっています。いろんな“妖怪”みたいな人たちが出てくるドラマではあるのですが(笑)、人の温かさは、監督をはじめ皆さん心の内にはしっかり刻みながら芝居をしているので、今こういう大変な世の中で、このドラマを通して人の温かみに触れられるものにはなるのではないかなと思っています。また、僕達が毎日撮影現場で流すその汗と涙、そして笑顔が詰まっているので、楽しみにしていただければと思います。

■井浦新
最初に脚本を読んだときに、温かく優しい気持ちになれるという印象がありました。さらに、共演者のみなさんの並んだ名前を見て、この物語をこの座組みでやったら「そりゃ面白いものができるだろう!」と思いましたし、実際に現場に入ってみると、温かさや優しさというのはさらに沸騰していって、とても生命感あふれる物語になっていっているなと感じています。撮影は、かなりハードルは高いんですけど、その難しさが3人だったら超えていける、3人で助け合えるから何がきても大丈夫だなって思います。ワンシーン、ワンシーンに、僕たちみんなの熱量が詰まっているので、何気ないシーンだったとしても、楽しく見ていただきながら、そこから何か生命感のようなものを感じ取っていただければうれしいです。そして、見てくださった方の背中をちょっと押してあげられるような、エネルギーになるような作品にしたいと思います。