お笑いコンビ・千鳥が出演するテレビ朝日系バラエティ番組『テレビ千鳥』(毎週日曜 22:25~)。同番組配信スピンオフ『テレビ千鳥チャンネル』の第2弾「今でも吸える喫茶店探訪」が、15日の地上波放送終了後から、動画配信プラットフォーム「TELASA」で配信される。

第1弾の「ガマンたばこ」に続き、“たばこ”がテーマとなることについて、禁煙中というノブが「僕にとってはすごい迷惑でした」と苦笑いする一方、大悟は「切っても切り離せないものですからね、僕とタバコは」と述べた。

また千鳥の2人は、『テレビ千鳥』が10月からプライム帯に進出したことへの思いや、これまで印象的だった企画などについても語った。

■「DAIGO'Sキッチン」の反響に「マジかよ」

  • 千鳥の大悟(左)とノブ

    千鳥の大悟(左)とノブ

――『テレビ千鳥』は10月からプライム帯に進出しました。プライム帯進出について、はじめに聴いたときはどう思いましたか。

ノブ:深夜2時台から始まって、さすがに深夜2時では深すぎるなと思ったんですけど、さすがに10時台は浅すぎるだろと最初聞いたときは思いましたね(笑)。「12時台ぐらいが居心地よいのにな、10時台大丈夫?」って思ったのが、率直な感想でした。

大悟:正直言えば、「やったー!」というのは別になかったですね。その時間でやれることが限られるなら嫌やなと思いましたが、すぐ「今までと同じでいきましょう」と言われたからラッキーラッキーって。ここまで撮ったのと今後やろうとしている企画は、まったく変わってないかな(笑)。12時台でやっていたのと、ほぼ変わってないと思います。

ノブ:エッチな大根を探してないだけですね(笑)。「探すシリーズ」がやばいんですよ。成城でエロを探すみたいな(笑)。あれなんだったんだろうって思いますね。あれが1番の問題作かな。でも、そういうのは変わらずにやっていくんじゃないですかね。

――深夜帯も含めて、ここまでの放送で印象的だったものはなんですか。

ノブ:(レギュラー回の)最初はゲーセンの回から始まったんですが、なんにも見えないままやっていました。やっと獲得したテレ朝の番組で、本当に2人だけでやって、なんのオチも決まってない状態でひやひやしましたし、スリリングでしたね。

――その後、手ごたえがあった企画はありますか。

ノブ:反響的には「DAIGO'Sキッチン」ですね。「面白いね」って言ってくれるのは男性が多かったんですけど、「DAIGO'Sキッチン」は女性から「レシピを参考にしてます」「家でつくってみました」みたいな反響がSNSにきたので、「マジかよ、こんな声もあるんだな」と驚きましたね(笑)。

――大悟さんはなにか思い出深い企画はありますか。

大悟:もう1回、ノブに演技させる企画をやったんですけど、すごい上手いのがあったんですよ(笑)。

ノブ:上手くないんですよ、上手くないねん(笑)。

大悟:これはお笑い界じゃなくて、ドラマや映画界の人に1回見てほしいですね。これさえすれば、ノブが役者としていけるっていうのがようやく見つかったので(笑)。

――それこそ最近では、『半沢直樹』に角田さんや児嶋さんが出られてたりしてますよね。

大悟:その回を見れば、「次は絶対ノブが出てもおかしくない」ってなると思います。

ノブ:ないわ!絶対!

■「自分らの面白いなと思うことをやってくしかない」

  • 「今でも吸える喫茶店探訪」ロケの模様 =テレビ朝日提供

――今後、こんな企画をやりたいというものはありますか。

大悟:でも、ほとんどやりたいってことが通っちゃうんでね(笑)。まだやってないっていったら何になるんやろうな……でもテレビ千鳥っぽくない、本当に情報だけに特化したようなことも1回はやってみたいですけどね。「どんだけおもんないねん」って言われるぐらいの(笑)。逆に1番面白くない番組を作ってみたいなっていう。

ノブ:なんか謎のまま終わってるのが、コロコロ(『ミラコロコミック Ver.2.0号』)に1回イニガ(大悟が考案したキャラクター)が出たんすよ。ただ、その後動きがなくてイニガが今、宙に浮いてるんですよ(笑)。イニガの今後は考えていきたいですね。あと、グッズも2人で考えた方がいいんじゃないかっていう。

――別のインタビューで、お2人は漫才について「お客さんを笑わすよりも2人が面白い方を意識する」という旨の発言をしていました。『テレビ千鳥』でも、そういった姿勢を感じます。

ノブ:そうですね。『テレビ千鳥』は観覧のお客さんがいるわけじゃないから、本当にお互いを笑かし合うしか正解がないので。そういう意味では、スタッフさんも、僕ら千鳥と同じような面白がり方をしてくれてるのでありがたいですね。「ロケしておもろかったな~」と思ったまま、オンエアでお送りできてるのは、すごい珍しいことだと思うので、うれしいですね。

大悟:お互いを笑かしたり、ここにおるスタッフが笑っているというのが、正解かどうかはわからないですけど、それしかできないというか、そこしか頼りがないというか。もはや世間が何を面白がっているのかもよく分かってないので、自分らの面白いなと思うことをやってくしかないですね。