――そしてTELASAでは、配信オリジナル企画「今でも吸える!! 喫茶店探訪」が配信されます。以前の配信限定コンテンツでも、「ガマンたばこ」が配信されていましたが、今回も“タバコ”がテーマですね。

大悟:みんなどんどんタバコから離れていってるので、喫煙者の声が届かなくなってきてます。でも、僕は喫煙所に行くんで、喫煙者の声が僕に届くんです。本当にタバコを吸ってる人たちは、喫煙所で僕に会うと、「ありがとう。大悟くんが吸ってくれてるおかげで、ちょっとだけ吸いやすくなってる」って言ってくれます(笑)。僕が堂々と吸うことで、ちょっとだけ喫煙者が楽になってるらしいので、その人たちのためにもやり続けます。

――ノブさんはタバコを吸われるんですか。

ノブ:僕は10カ月くらい辞めてます。だから、(タバコ企画は)絶対してほしくなかった企画ですね。やっとやめられているんで。今回も「うわ~タバコこんなんやったな」と思い出して、あやうくエンディングでは吸おうと思うぐらい、「タバコ美味そうやな」って思わされる企画で。だから僕にとってはすごい迷惑でした(笑)。でもタバコ企画は今後もやっていくと思うので、今後も『テレビ千鳥』スピンオフでやっていくのもいいかもしれないですね。今後、タバコ値上げのときに、大悟がデモの先頭に立って永田町を練り歩くとか(笑)。大悟のタバコへの執念は、そこまでデカくなっていくかもしれないですね。

大悟:そうですね。切っても切り離せないものですからね、僕とタバコは。

  • 大悟 =同

■地上波放送と配信の違い「編集がゆるいと思います(笑)」

――地上波放送と配信と比較して、できる企画の幅の広がりを感じたりはしますか。

大悟:「配信だから、タバコをばかばか吸えるのかな」ってロケやってたんですけど、別に地上波でもできる感じはあるので、あんまり関係ないかもしれないですね。でも僕が言うことじゃないですけど、たぶん編集がゆるいと思います(笑)。

ノブ:地上波でもできてるんですが、配信ではさらにカットせずにそのままお送りできるので、ありがたいですね。ただ、ブレーキを誰かがかけないと。千鳥もスタッフもゆるゆるなので(笑)。そのうち、胸とか揉んだりすると思います(笑)。「配信だから揉んでもいいだろ。いけるっしょ」って(笑)。そんなことにはならないようにしたいです。

――たしかに千鳥さんは地上波でも自由にやられてるイメージがあります。その一方で、業界全体ではコンプライアンスが厳しくなっていると思いますが、その辺は意識されたりしますか。

ノブ: 「むちゃくちゃしてるね」とか「よくあんなんできるね」とかよく言われるんですよ。でも大悟がこの前のオンエアで言ってた、「昼のワイドショーで、不倫とか下ネタを子どもの前で流してるよりよっぽど健全でしょ」っていうのが、すべてじゃないですか。あと、怒ってきようがないと思うんですよ、バカバカしすぎて(笑)。

大悟: 僕もよくわからないんですよ。“コンプライアンスさん”という人は知らないし、誰に怒られるかもよくわからないですし。たぶん僕が本当に悪いことを言ったら、そこより先に親が怒ってくると思うので。たぶんまだ親からは何も言われてないので、大丈夫だと思いますね。親が怒るようなことはやめとこうっていうのはあるかもしれないです。それか、まだギリギリ、コンプライアンスで怒られてないだけかもしれないですが(笑)。

  • 左から大悟、ノブ =同

――最後に、配信される「今でも吸える!! 喫茶店探訪」の見どころをお聞かせください。

大悟:3軒ぐらい喫茶店に行ってるんですけど、僕がいないときに、3人ゲストが来たらしいんですよ。その3人のゲストの出来具合の差を楽しんでくれたら良いかもしれないです。

ノブ:大悟がタバコを買いに行ったりする間、ゲストが入ってくるんですけど、2人嫌な奴で、1人良いやつでした(笑)。コロナもあったので、そういうふれあいも久しぶりでしたので、そこにも注目してほしいです。

■千鳥
ボケ・大悟、ツッコミ・ノブによるコンビ。2000年7月にコンビ結成。「ABCお笑い新人グランプリ」第25回最優秀新人賞、「NHK上方漫才コンテスト」第35回、第37回優秀賞など、受賞多数。コンビとして『テレビ千鳥』(テレビ朝日)、『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ)、『相席食堂』(ABCテレビ)、『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)などに出演中。

■『テレビ千鳥チャンネル』第2弾「今でも吸える喫茶店探訪」
『テレビ千鳥』(テレビ朝日系 毎週日曜 22:25~)の配信スピンオフ。11月15日(『テレビ千鳥』放送終了後)に#1、18日(23:00~)に#2、22日(23:00~)に#3がそれぞれ配信される。愛煙家の大悟が「愛煙家のみんなのために探してあげたい!」と最近少なくなった喫煙可能な喫茶店をめぐってリポート。昔ながらの喫茶店を楽しんでいると、毎回不思議なお客さんと遭遇する。