女優の伊藤沙莉と、お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルが、あす6日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜23:00~)に出演する。

  • 伊藤沙莉=フジテレビ提供

オープニングでは、ナダルの大ファンの伊藤が、ナダルのギャグをもとに考案したというリズムゲーム「“イっちゃってる・イっちゃってない”ゲーム」を、出演者全員で実践してみることに。ナダルが答える側になり、「焼肉屋さん」→「イっちゃってない!」、「居酒屋」→「イっちゃってない!」と、テンポよく答えていくのだが……ナダルは早くも窮地に追い込まれ、冷や汗をかき始める。

特集のテーマは、「ニッポンの現代社会で問われる“教える力”」。新型コロナウイルスの影響で、急速に普及しつつあるリモートワーク。通勤や残業の時間削減、生産性の向上といったメリットが注目されがちだが、その一方で今、リモートでの人材育成に難しさを感じる企業が増えているという。

そこで今回は、教育のプロでもある番組解説員の齋藤孝氏が、リモートでも人材を育てることのできる“教える力”を徹底解説。“教える力”を身につけるには「子どもに難しいことを解説する」ことが有効なトレーニングになる、という齋藤氏の提案により、伊藤とナダルが、小学校の授業さながらに、教室に集まった子どもたちと対面し、彼らの質問に答えていく。

まずは、「どうすれば夢はかなうの?」という質問に、伊藤が答えることに。自身の体験談を交えてわかりやすく、そして優しく、夢を持つことの大切さを子どもたちに説いて聞かせる伊藤の“教える力”に、齋藤氏をはじめ、出演者一同は感心しきりだ。

続いて、「オリンピックは本当にあるの?」との質問に答えるべく、ナダルが教室へ。しかし、やたらとオリンピック事情に詳しい子どもたちの質問攻めにあい、半ば逆ギレ状態のナダル。この惨状を見かねたメーンキャスターのアリタ哲平(有田哲平)は、齋藤氏が“合格”と認めるまで授業を続けるよう、ハッパをかけるが…。

  • ナダル(左)と伊藤沙莉=同

2回目の出演となった伊藤は、収録を終えて「前回の方が、笑いをこらえてた気がしますね。今回はもう面白すぎて、ほぼ普通に笑ってましたから(笑)。ただただ、楽しませていただきました。“イっちゃってる・イっちゃってないゲーム”も、シンプルに楽しかったです(笑)」と感想をコメント。

伊藤の“授業”は、有田も「ちょっと泣きそうになった」と語るほど感動していたが、「いやいや、そんな…ただ私としては、ひとつだけ意識したことがあって。実はあのとき、カンペを用意していただいてたんですけど、それは絶対に見ないようにしたんですよ、謎のプライドで(笑)。でも途中、言葉をひねり出そうとするあまり、ひとりの女の子をじーっと見つめちゃう瞬間があって、その子が少しおびえたような顔をしていて…。それは申し訳なかったなと反省しています(笑)。やっぱり、子どもに語りかけるのって難しいんだなと改めて思いましたね」と謙そんしながら振り返った。

ナダルの印象を聞くと、「今回初めてお会いしましたが、私、ナダルさんって…もっとヤバい人だと思ってたんですよ(笑)。あいさつをしても、かわいくてスタイルのいい女優さんじゃないと、目も合わせてくれないんじゃないかな、とか(笑)。でも、実際はものすごく腰の低い方で。本番前、わざわざ私の楽屋まであいさつに来てくださったので、『え~!?』ってなりました。『いい人だったんだ!』って。テレビから受けるイメージって怖いなって、つくづく思いましたね(笑)」といい、「きっと、追い詰めなければ、いい人なんだろうなって思います(笑)」とのこと。

有田に対しては、「今回、3~4年ぶりにご一緒させていただいたんですけど、ずっと印象は変わらないですね。くりぃむしちゅーさんはお2人ともそうなんですけど、優しくて、懐が深い感じがするんです。かといって、過保護な感じでもないし。バラエティの現場で何かを振るときも、『何となくで返してくれればいいよ』みたいな雰囲気で振ってくださるので、安心感があるんですよね」と印象を話した。

そして、「今回はとにかく、“これぞナダル”っていう回になっていると思います。“ナダルさん劇場”ですね(笑)。あと、私がこんなことを言うのも申し訳ないんですけど、意外と今回は“作品”になってるんじゃないかと思うんです。笑って、泣いて…って、別に泣くところはないけど(笑)、人間の深~い部分が見られる回になっていると思うので、ぜひご覧いただきたいです」と、見どころを予告している。

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