テレビ東京は21日にバラエティ番組『超ファンタスティック遺言』(22:00〜)を放送する。MCには落語家の林家木久扇と、地上波初MCとなるゆきぽよが登場する。

  • 左から林家木久扇、ゆきぽよ

    左から林家木久扇、ゆきぽよ

同番組は、“生きている間に絶対伝えたい”ことがある…そんな思いを持つ人々が超ファンタスティックな遺言VTRを作るお手伝いをする番組。北海道で62年間守ってきた「絶品モツラーメン」の店を閉店するので、その味をなんとか後世に残したいという夫婦や、殺人罪で29年間服役生活を送り、冤罪と判明したため出所したものの余命3カ月の男性、歌舞伎町の女王様、 奈良県の田んぼで叫ぶ女性などが登場する。

収録では、MCのゆきぽよは、60歳近く年の差がある林家木久扇に持ち前のフレンドリーキャラで「きくりん」呼びを連発する。携帯電話の話題が上がると、ゆきぽよは「ガラケー?」と種類を聞き、木久扇は「1枚のもの」とスマートフォンを表現、ゆきぽよがその発言に対して「可愛いー!」といったやり取りなどもあった。

林家木久扇 コメント

「遺言」というのは死の世界に近いことですよね。もっと暗い内容の番組かと思っていたんですが、実際にVTRを見てみると、人様の人生が覗けて、人生に重くのしかかるものを目の当たりにし、本当に勉強になった事が多いですね。出演できてよかったです。
私には孫がおりまして、今中学校1年生と2年生なんですけど、孫に遺言を残したいですね。 僕は落語家という職業で面白おかしい事をやって大勢の方を笑わせているんですけども、そういう職業に就くっていうことは本当に大変な事なんだよと分かってもらいたいです。
色んなバラエティ番組がありますが、心のひだに入っていく番組はあまりない気がします。
「遺言」と突きつけられると人は、短い時間に大事なことをたくさん話すんですね。それが今回よく分かりました。
とても人生の参考になると思いますので、ぜひ見ていただきたいです!

ゆきぽよ コメント

「超ファンタスティック遺言」って番組の出演依頼を聞いた時に、どんな番組だろう? 重い番組なのかな? って思ってたんですけど、実際に収録が始まってVTRを見てみたら、出てくる方々も明るく楽しい方ばかりで、さらにツッコミどころも満載でおもしろかったですね。
だから、遺言を書くとしたら、VTRに出て下さった方達のようなファンタスティックな遺言を書きたいです!
でももし今自分が余命3か月ってなったら、家族に「今までありがとう。犬をよろしくお願いします!」って書くかな。
あとお葬式は、参列者の方には「黒い服なんか着てこないで」って言う。カラフルな服装で来てほしい(笑)。キラキラで可愛い雰囲気にしてほしいです!
実は今日、地上波初のMCをやらせていただいたので、ぜひファンの方に見てほしいなって思います! ファンじゃない方にも、
1~2年前のテレビに出始めた頃の自分から少しは成長できていると思うので、その辺りも見てほしいと思います。
VTRでは、こんな人いるんだ! という、すごい肩書きの人達が沢山出てきて、さらに苦しい環境を乗り越えて明るくポジティブに生きている様を見ることができるので、とても元気が出ると思います。
そこも楽しみ見てもらいたいです!

高橋弘樹プロデューサー コメント

「大切な人へ、本当は伝えたかった思い」、
「ずっと隠してきたけど、これだけは言わなきゃ死に切れないという秘密」
人間はみなそういった思いを心のどこかに持っている。
だけど、きっかけがないと中々それを表には出さないし、ともすると出さないまま、人生を終えてしまう事も多いんだろうなと、
今まで様々な番組で色々な方を取材するたびに思いました。
今回テレビ東京のLINEで、「遺言」を作りたい方を募集しましたが、老いも若きも関係なく、様々な方からぜひ一緒にVTRを作って欲しいという思いをご応募いただきました。
その方達も含む、今回とりあげた4人の「遺言」は、その時点での人生の総決算でもあります。 そして、その遺言を送った「大切な人」へだけでなく、見ている視聴者のみなさんにも、懸命に生きた1人の言葉として、ずっしりと胸に響くのではないでしょうか。ゆきぽよさんが珍しく泣いてました。
でも、あくまでファンタスティックなバラエティですので、気楽に楽しくご覧ください。

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