俳優の長谷川博己が主演を務めるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)は、きょう18日放送の第28回「新しき幕府」より、「京~伏魔殿編」に突入する。このたび足利義昭役の滝藤賢一がコメントを寄せた。

足利義昭役の滝藤賢一

第27回で織田信長(染谷将太)とともについに上洛を果たした足利義昭(滝藤)。滝藤は「義昭はとても信長に心酔しており、信長のことを今のところ全く悪く思っていません。今後、信長包囲網をやることが心配になってきました。信長役の染谷くんとお芝居するのはとても楽しいです。見透かされているような、何を考えているか分からないような目つきをしていたり、言葉とは裏腹な部分の駆け引きがとても面白いですね」と染谷との共演を楽しんでいる。

そして、「義昭はとても孤独な人で、頼る人がいません。義昭を将軍にしておけば好き勝手できるとみんながそう思っている中で、唯一本音で話してくるのが光秀と駒だけで、義昭も本音を言えるのはその2人だけだと思っています。自分の利益ではなく麒麟が来る世の中にするために努力する、光秀のまっすぐさや純粋さに共感したのではないでしょうか。義昭は最後まで覚慶を捨てず、ずっと純粋なお坊様のままでいると思います」と解説。

今後について、「上洛後、義昭は幕府の中でさまざまな策略に翻弄されていきます。義昭は“軽いみこし”で、みんな将軍家を軽視しているので、誰も義昭の言うことを聞きません。この後、その中で各大名をまとめて信長を追い込んでいきますが、信長との関係性がどこで狂うのか、信長を討つ覚悟が義昭の中にいつできるのか楽しみです」と語り、「義昭が振り回されている感じや、いろんなことを周りから言われすぎたせいで彼自身が追い込まれ、バランスが崩れていくところにもご注目いただきたいと思います」と視聴者に呼びかけている。

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