お金を振り込むたびにかかる「振込手数料」。1回につき数百円という少額ですが、それが積もり積もれば大きなお金になります。しかし、振込手数料は、工夫すれば安くしたりタダにしたりできるのです。本稿では、振込手数料をうまく節約する方法をご紹介します。

  • 振込手数料をタダにするワザは?

振込手数料が安くなるのはどんな時?

振込手数料は、振込方法や振込先、振込金額などによって異なります。では、振込手数料が安くなるのはどのような時でしょうか。

・インターネットバンキングからの振込

同じ金額を同じ振込先に振り込むとしても、振込方法が違うだけで手数料は変わります。振込手数料が安くなるのは、(1)インターネットバンキング(2)ATM(3)窓口の順で、最も手数料が高いのは窓口からの振込です。

銀行によっては、窓口からの振込には、ATMやインターネットバンキングからの振込の倍の手数料がかかるところもあります。振込用紙が指定されているなどやむを得ない場合を除き、ATMやインターネットバンキングを利用すると、手数料が抑えられてお得です。

また、ATMで振り込む時も、現金よりキャッシュカードから振り込んだ方が手数料は安くなります。手持ちの現金で振り込む時は、一度自分の口座へ入金してからキャッシュカードで振り込むといいでしょう。

・同じ銀行の同じ支店への振込

手数料が安くなる振込先は、(1)同じ銀行の同じ支店(2)同じ銀行の別の支店(3)他行の順になります。振込先の銀行が複数指定されている場合は、自分が口座を持っている銀行を選びましょう。

・3万円未満の振込

多くの銀行では、振込金額が3万円を超えると手数料が高くなり、それ未満だと安くなる傾向があります。

このような振込手数料の特徴について覚えておくと、インターネットバンキングから振り込んだり、自分が口座を持っている銀行の振込先を選んだりといった工夫によって手数料を抑えることができます。しかし、実際には、他行あてに振り込む機会は多いものですし、手数料は安くできてもタダにはならないこともあります。手数料をかけずに、他行あてにお金を振り込むにはどうすればいいのでしょうか。

振込手数料をタダにする方法

先ほど、インターネットバンキングからの振込は手数料が安くなるとお伝えしましたが、その中でもネット専業銀行には、他行あての振込手数料が割安だったり、条件によって無料になったりする銀行があります。

<SBJ銀行>
SBJ銀行では、最低でも月7回、「SBJプレミアクラブ」のステータスによっては無制限で、他行あて振込手数料が無料になります。ジャパンネット銀行と楽天銀行あての振込は、月3回まで無料です。なお、無料回数以降の振込手数料は、1回につき220円(税込)です。

<ソニー銀行>
ソニー銀行では、月1回まで他行あて振込手数料が無料となります。2回目以降の振込手数料は、220円(税込)です。なお、「Sony Bank WALLET」を保有する人は月2回まで振込手数料が無料となり、「優遇プログラム Club S」の対象になっている場合は、ステージに応じて最大11回振込手数料が無料となります。

<新生銀行>
新生銀行では、他行あて振込手数料が月1回無料、「新生ステップアッププログラムのステージによっては月5回または月10回無料です。

<楽天銀行>
楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取ると、他行あて振込手数料が月3回無料となります(無料でエントリーできる優待プログラム「ハッピープログ」へのエントリーが必要)。また、使わなかった無料回数は2回まで繰り越し、最大5回まで保有可能です。

提携ATMから無料で入金が可能

これらのネット銀行を利用すれば、最低でも月1回は手数料無料で他行へ振込ができます。金額の大きい家賃の振込は手数料も高くなりがちですが、これがゼロとなるなら嬉しいですよね。たとえば、月に一度の振込で440円の手数料がかかっている場合、1年では5,280円です。振込をする銀行を変えるだけで、1年で5,000円以上節約できるのです。

また、ご紹介したネット銀行には、「提携ATM」から無料で入金が可能です。

<SBJ銀行>
セブン銀行、イオン銀行、E-netのATMから合計月10回、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のATMから合計月3回まで入出金が無料

<ソニー銀行>
セブン銀行、イオン銀行、E-net、ローソン銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行のATMから手数料無料で入金可能

<新生銀行>
セブン銀行、E-net、ローソン銀行、イオン銀行、PatSat、ゆうちょ銀行のATMから手数料無料で入金可能

コンビニATMから入金するほか、メガバンクが給与口座になっている場合は、自分の口座が提携銀行(ATM)に指定されているネット銀行を利用すると、無料でスムーズに入金できます。

振込手数料ゼロの生活を目指そう!

何も意識していないと、どんどん引かれてしまう振込手数料。しかし、少し工夫するだけで、安くしたり無料にしたりできるのです。

ちなみに、みずほ銀行や三菱UFJ銀行などのメガバンクも、会員サービスに加入して預金残高などの条件をクリアすれば、手数料無料で他行へ振り込める場合があります。とはいえ、ネット専業銀行と比べるとそのハードルは高いものです。提携ATMもうまく使い、「振込手数料ゼロ生活」を目指してはいかがでしょうか。