俳優の妻夫木聡が主演、女優の吉高由里子がヒロインを務めるTBS系日曜劇場『危険なビーナス』(毎週日曜21:00~)が、きょう11日にスタートする。俳優のディーン・フジオカがヒール役を演じることも注目されている本作。第1話から妻夫木とディーンの熱演が見られる。

  • 矢神勇磨役のディーン・フジオカ(左)と手島伯朗役の妻夫木聡

本作は、東野圭吾氏の同名小説が原作のラブサスペンス。正義感が強く真面目な独身獣医の主人公・手島伯朗(妻夫木聡)が、突然現れた「弟の妻」と名乗る謎の美女・矢神楓(吉高由里子)と共に失踪した異父弟・明人の行方を追ううちに、矢神一族の遺産争いに巻き込まれていくというストーリーだ。

ディーンが演じるのは、名家「矢神家」の養子で若手実業家の矢神勇磨。昔から伯朗のことを見下し、事あるごとに挑発してくる嫌味な男で、ディーンは10日に開催された制作発表会で「悪いやつですよ。ちょっと心配になりますね、やっていて」と話した。

ヒール役を演じる感想を聞かれると、「めっちゃ楽しいですね」と生き生きとした表情。「セリフで『負け犬』とかののしったりする。なかなかこのセリフあるようでないなというところを楽しんでいます」とやりがいを感じているようだ。

第1話では、勇磨に言葉攻めされた伯朗が、勇磨の襟をつかんで攻撃するシーンが登場する。ディーンが「ボコボコにされましたね。本当は勇磨のほうが圧倒的な感じで、伯朗がいじめられているという設定でしたが、撮影していると勇磨がいじめられているような」と話すと、妻夫木は「そんなことないですよ。ののしられてますよ、毎回僕は」と返していた。

伯朗は楓と行動を共にするうちに、捉えどころのない不思議な魅力に惹かれていくが、公式サイトの人物紹介を見ると、勇磨も楓のことを気に入り、明人の妻であることを知りながら強引にアプローチするという。その展開にも注目だ。

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