読売テレビは8日、毎年11月に放送してきた日本テレビ系音楽特番『ベストヒット歌謡祭』の開催を、今年は中止すると発表した。

同局は「コロナウイルスの感染が続く中、視聴者のみなさま、観客の方々、出演者、スタッフの安全を第一に考え、開催の方法について様々なケースを想定して模索を続けてきました」というが、「今年はコロナの感染防止の観点から、安全性を十分確保できなくなる事態が予見されること、多くの出演者、スタッフの東阪をはじめとした長距離移動が感染リスクにさらされる可能性もあること等を考慮し今年度の開催は困難と判断し、休止する事に決定いたしました」と説明。

その上で、「来年度以降も『ベストヒット歌謡祭』を多くの方々と作り上げ、ご覧いただくための苦渋の決断であるとご理解下さい。コロナに打ち勝ち、再び関西の地からアーティストの歌声・パフォーマンスをみなさまにお届けすることが出来ると信じています。今後とも『ベストヒット歌謡祭』を宜しくお願い致します」とした。

『ベストヒット歌謡祭』は、その年を代表するアーティストが関西の観衆を前にパフォーマンスを行う特番。毎年、フリーアナウンサーの宮根誠司らが司会を担当している。

同局開催の特番では、『鳥人間コンテスト』や『プロ野球No.1決定戦! バトルスタジアム』についても、今年は中止されている。