面接で行動力を自己PRするポイントと例文
面接で行動力を自己PRするポイントも確認していきましょう。あわせて例文もご紹介します。
話の流れは履歴書などの自己PR文と同じ
面接でも、話の流れは履歴書や職務経歴書の書き方と変わりません。まずは結論として具体性を持たせた行動力を強みとして提示した後、エピソードを盛り込んで行動力の裏付けとして説明します。
エピソード内では行動した結果どのような成果を出せたか説明しましょう。例えば、「〇〇という目標に対して継続して努力を積み上げ、〇〇という結果を得た」という形でまとめるとスッキリとしてわかりやすくなります。
最後に、その会社で自分の行動力がどのように活かせるかをアピールすることで、筋道を立てて自分の行動力を伝えることができます。
行動力のマイナス面に対する回答を想定する
行動力を自己PRする場合、採用担当者は行動力のマイナス面に着目した質問をしてくる可能性があります。例えば「行動力があるが故に失敗した例はありますか? 」などが想定質問です。
このとき失敗例を説明するだけではなく、失敗した後どのようにフォローしたかもセットで説明してください。行動しっぱなしではなく、失敗した後の始末もできることを伝えることで、安心できる行動力を持っていることをアピールできます。
面接で行動力を自己PRする例文
面接用の自己アピール文を作成するときは、与えられた時間により文章のボリュームが異なります。1分で自己PRする場合、目安となる文字数は300~350文です。2分、3分の場合は、この文字数を目安に2倍、3倍してください。面接で行動力を自己PRする例文を紹介します。
(結論)
私の長所は、人をまとめて引っ張る行動力です。
(課題)
大学3年のとき、単位を落とせないグループ演習が始まりましたが、ゼミ仲間はやる気を出しません。いくらせかしても、誰も行動を起こしませんでした。
(アピールポイントによる解決)
私は、演習で何をしないといけないかを洗い出し、スケジュール表を作って、ゼミ仲間を集めてこのままでは演習ができず単位を落とす可能性があることを伝えました。そして、同時に今から始めればまだ何とかなると説得し、分担表を作って演習を進めることを提案しました。
(成果)
分担表によってやることが明確になったためか全員前向きになり、結果、無事演習をクリアしました。
(最後のPR)
このリーダーシップを仕事に活かして御社に貢献したいと私は考えます。
この例文は、履歴書の例文に加筆して約300文字にまとめたものです。1分で自己PRする場合はこの長さでちょうどですが、2分や3分の場合は、紹介するエピソードを2つに増やして対応するといいでしょう。