【例文】職務経歴書での行動力自己PR例文(400字)
職務経歴書は、主に転職者が提出を求められる書類です。職務経歴書と履歴書はどちらにも自己PR欄がありますが、基本的には職務経歴書の文章を要約して履歴書に反映する形です。
この章では、職務経歴書に記載する400字程度の自己PR文の例文をいくつか紹介します。
前職(一般職)での行動力をアピール
履歴書の「前職での行動力(転職時)」の例を職務履歴書用に加筆した例です。履歴書と職務履歴書で同じ自己PRを記載する場合の参考にしてください。
(結論)
私の強みは、仕事を迅速かつ確実に終わらせるため、工夫しながら改善を進める行動力です。
(課題)
事務の仕事は、間違わなくて当たり前の世界です。間違うとさまざまな帳票に影響がおよんで大変なことになるため、気をつかいます。また、手動での入力が多いため入力ミスも絶えず、繁忙期には入力ミスの修正作業が増えて残業続きでした。
(アピールポイントによる解決)
この問題を解決するために、私はExcelマクロを勉強して、定型業務を自動的に終わらせるようにしました。
(成果)
結果、入力ミスがなくなり、残業することもほとんどなくなりました。
(最後のPR)
この問題を改善する行動力を活かして、迅速で正確な事務作業を通じて御社に貢献したいと考えています。
前職(サブリーダー以上)でのリーダーシップ
(結論)
私の強みは、他人の意見を柔軟に聞きつつ発揮するリーダーシップです。
(課題)
前職で5人の部下がいるチームのマネジメントを任されたとき、私はいよいよ部下ができたと張り切って指導を始めました。しかし部下たちは思うように動いてくれません。
(アピールポイントによる解決)
困り果てた私は上司に相談をしました。すると、上司は「思い切って仕事を任せて見守るように」と助言。マネジメント経験豊富な上司の言葉を信じて、私は仕事を割り振った後は口を出さないで様子を見ました。質問してくるメンバーに対しては、問題が解決するまで相談にも乗りました。
(成果)
結果、チームメンバーのパフォーマンスが良くなり、以前よりもチーム内での会話が増えました。生産効率は以前の1.3倍まであり、非常に大きな効果が出たと上司にも褒められました。
(最後のPR)
柔軟な行動力を活かし、マネジメント面で御社に貢献したいと考えています。
前職(営業職)での根気強さアピール
(結論)
私の強みは、達成困難な目標を達成するための根気強い行動力です。
(課題)
前職では営業をしていましたが、会社の経営状況が悪化し、通常の2倍ものノルマが課されました。通常ならあり得ない分量です。同じ部門の同僚たちはすっかり諦め気味で、受注活動も積極的にはできませんでした。そんな状態に転機が訪れたのは、2カ月後のことです。
(アピールポイントによる解決)
諦める前にやることをやろうと考えた私は、2倍の売上高を目指すために営業をかけるエリアを拡大しました。また、電話や直接訪問でひたすら営業をかけ続けました。また、社内の営業管理システムを使い、見込み客の確認・訪問を継続しました。
(成果)
結果として、営業成績は順調に伸び、2倍には届かないまでも売上高は前年比1.84倍に。頑張りが報われて、ほっと一息つきました。
(最後のPR)
私は困難な目標にもめげない行動力を活かし、営業職で御社に貢献したいと考えています。
前職(技術職)での行動力をアピール
(結論)
私の強みは、他社やクライアントとも積極的に交渉する行動力です。
(課題)
前職では、大規模プロジェクトの技術リーダーでした。自社を含めて5社が各社チームを組み、分担してシステム開発を行います。私がプロジェクトに参画したころ、各チームと技術チームはあまり風通しが良くない状態で、未解決の問題点も60件に膨れ上がっていました。
(アピールポイントによる解決)
私は他社やクライアントからの技術問い合わせを受けていましたが、技術的な会話をするのが楽しく、積極的にヒアリングをし、問題が早期解決をするよう全力でサポートしました。
(成果)
結果として、私はクライアントから「うちに入社しないか」と声をかけてもらえるほどの信頼を得ることに成功し、自社でも高い評価を受けて昇進・昇格を果たしました。3年間で問い合わせ・調査数は100件にもおよびましたが、そのほとんどはプロジェクトメンバーから情報提供を受け、すべて解決しました。
(最後のPR)
私はこの行動力を活かし、御社でも技術と交渉役の両方で貢献したいと考えています。
資格取得での完遂力アピール
(結論)
私の強みは、計画的に行動して目的を達成する持続力です。
(課題)
前職では、レベルの高い仕事をさせてもらうには、業界内で定められた認定テストを受ける必要がありました。しかし、仕事がとても忙しくなかなか勉強時間を確保できませんでした。
(アピールポイントによる解決)
そこで、私は資格取得に必要な時間と、受験日がいつかを調べ、勉強のスケジュール管理を実施。コツコツ毎日勉強できる時間を確保するようにしました。
(成果)
結果、私は目的の資格に見事合格しました。取得した資格があるおかげで、今では収入が大幅にアップしました。
(最後のPR)
私はこの行動力を活かし、計画的に資格を取得して御社に貢献したいと考えています。