“コント日本一”を決める『キングオブコント2020』の決勝が、TBSで26日(19:00~)に生放送される。初の決勝進出を決めたお笑いコンビ・滝音のさすけと秋定遼太郎に意気込みを聞いた。

  • 滝音のさすけ(左)と秋定遼太郎

秋定は「正直、準決勝まで来られたのもラッキーだと思っています。『優勝するぞ!』とみたいので来てない。って言い方があれですけれども」と打ち明けつつ、「ここまで来たら頑張りたい。せっかくやから全国の人に覚えてもらうという足掛かりにしたい」と意気込み。「無名のまま10年やってるので、親孝行というか、やっと親も『息子が芸人やってる』って近所に言えるかなと。それが一番うれしかったですね。ちゃんとお笑いやってるって言えるので」と喜びを語った。

さすけは「まだ自信もない。芸人のヒエラルキーの最下層。我々はアルティメットダークホースやな。大阪から来ているほかの2組(ニッポンの社長、ロングコートダディ)は芸人界では面白い」と話し、「私は嫁と子供2人がいて、今まで家族のためにお笑い頑張るというのはなかったんですけど、先々月に『ABCお笑いグランプリ』で決勝に初めて行ったとき誰よりも3歳の娘が喜んでいて。ブロック敗退したときにむちゃくちゃ泣いていた。『キングオブコント』も家族を笑顔にさせるために頑張りたい」と気を引き締めた。

また、秋定は「さすけが、むっちゃ変です。こいつ『めざましテレビ』を録画して、夜見てるんですよ。これは絶対に知ってほしい! あと、良くも悪くも物怖じしない。先輩に話しかけに行くのに、どれだけ上でも普通に楽屋に入っていける。巨人師匠にもツッコミを入れられる」と相方のキャラを紹介。さすけは「普段どちらかというと漫才をすることが多いので、コントの中でもやりとりがほかのコンビより多い。2人でしかできない会話を見てもらえたら」とコンビとしての特徴をアピールした。

ニッポンの社長、ロングコートダディとそろって決勝進出。さすけは「毎晩、私とニッポンの社長・辻さんとロングコートダディ・堂前さんの3人はリモートでゲームしています」と明かし、「今回の準決勝も楽屋の雰囲気がそのときの感じなのですごいやりやすかった。2年前に準決勝に出たときは、まわりもわからへん状態で大海原に出たような感じでした」と安心感を語ると、秋定も「ほんまにいい感じでできた。楽しくしゃべってそのまま舞台に出て、楽しくネタができた。決勝もこの3組でできる。初めてで緊張するんですけど2組がおるからちょっとやわらぐんちゃうかな」と話した。

今回、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2020』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2020』の決勝が放送される。決勝に進出するのは、うるとらブギーズ、空気階段、ザ・ギース、GAG、ジャルジャル、ジャングルポケット、滝音、ニッポンの社長、ニューヨーク、ロングコートダディ(50音順)の10組。激戦を制し見事キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。