“コント日本一”を決める『キングオブコント2020』の決勝が、TBSで26日(19:00~)に生放送される。4回目の決勝進出を決めたお笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久、斉藤慎二、おたけに意気込みを聞いた。

  • ジャングルポケットのおたけ、太田博久、斉藤慎二(左から)

2018年と2019年は、決勝進出10組を放送当日までシークレットとし、番組の中で順次発表したが、13回目となる今大会では事前開示。7日に準決勝を制した決勝進出10組が発表された。

2018年は準決勝敗退、2019年は大会不参加、2017年以来の決勝となるジャンポケ。太田は「2年決勝に出れていない。ネタを作ったり話し合ったりする中で、改めて優勝という目標だけを掲げて今年の大会に臨んでいます。今まで以上に優勝にこだわって決勝を戦いたい」と意気込む。

おたけは「2017年以来の決勝。2年間ずっとぼーっとする生活、腑抜け時間があった。普段はあんまり緊張しないですけど、『キングオブコント』は由緒正しい大会なので緊張しちゃう。それが自分の刺激なのかなと。だから腑抜けていたのかなと。また久々に生きている実感を感じられるのかなと思って幸せです」と心境を告白。

斉藤は「僕もおたけと似ていて正直怖いんです。大会となると1つのミスが致命傷になりかねないという、そういった部分が怖かったですけど、(出場していない年に)決勝を見ていて、変な気持ちが湧いちゃう。うらやましいというか、なんで芸人やってるのにあそこに立ってないんだろうって。言い訳を探している部分があった。ここまで来たらさすがに優勝しないと。出ている意味をずっと模索している中で、長いトンネルを抜けるには優勝だけなのかなと思っています」と語った。

参加するかどうか、毎年多数決で決めているというジャンポケ。昨年はおたけと斉藤が出たくないということで不参加が決定、今年は斉藤が参加したいという気持ちに変わり、参加することに。

太田は「僕は去年出たくて。おたけさんはもともと出たくない。斉藤の気持ち的にももう賞レースはいいんじゃないかというので、多数決で3対2で、僕が負けて出られなかった。今年は斉藤が出ようかということで」と説明。

斉藤は、「何やっているんだろうと思っちゃったんです。ひたむきに頑張っている人を見て、なんでこの職業を選んでいるのに戦いの場から言い訳ばっか作って逃げようとしたんだろうって恥ずかしい気持ちもあって」と気持ちの変化を打ち明け、「そこで優勝したら初めて芸人としてコントやっていて認められたという瞬間が味わえるのかなって。胸張ってお笑いやってますって初めて言えるのかなって。一つそういうのがあると自信を持ってお笑いができるのかなって思った」と語った。

なお、決勝に進出するのは、うるとらブギーズ、空気階段、ザ・ギース、GAG、ジャルジャル、ジャングルポケット、滝音、ニッポンの社長、ニューヨーク、ロングコートダディ(50音順)の10組。激戦を制し見事キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。