JR西日本は17日、メンテナンス作業従事者の労働環境改善を目的として、2021年春に実施する近畿エリアの主要線区を中心とした深夜帯のダイヤ見直しの詳細について発表した。具体的な見直し実施日は12月頃に告知される。

  • 深夜帯ダイヤ見直しの実施線区・区間

ダイヤ見直し後の京都駅では、琵琶湖線(東海道本線)草津方面において、米原行普通列車の終電が20分、野洲行普通列車の終電が17分繰り上げられるほか、JR京都線(東海道本線)高槻方面も大阪行普通列車の終電が16分、高槻行普通列車の終電が30分繰り上げられる。湖西線堅田方面は近江今津行普通列車の終電が19分、嵯峨野線(山陰本線)亀岡方面は園部行普通列車の終電が20分、奈良線宇治方面は奈良行普通列車の終電が12分、それぞれ繰上げとなる。

大阪駅ではダイヤ見直し後、JR京都線(東海道本線)高槻方面において、京都行の新快速の終電が25分、高槻行普通列車の終電が21分繰り上げられ、JR神戸線(東海道・山陽本線)三ノ宮方面においても姫路行の新快速の終電が20分、西明石行普通列車の終電が24分繰り上げられる。大阪環状線は京橋・鶴橋方面において、天王寺行の終電が1分、京橋行の終電が18分繰り上げられる一方、西九条方面の天王寺行の終電は現行のままとなる。

  • 東京発の新大阪行き最終新幹線から乗り継いで帰ることができる区間

今回のダイヤ見直しに伴い、東海道新幹線東京発新大阪行の最終列車(現行の到着時刻は京都23時31分・新大阪23時45分)から乗継ぎが不可となる区間も。琵琶湖線の篠原~米原間各駅、JR神戸線の大久保~姫路間各駅、学研都市線(片町線)の忍ケ丘~松井山手間、大和路線(関西本線)の法隆寺~郡山間各駅およびJR難波駅へ乗り継いで帰ることができなくなる。